【2026-27年版】流氷はいつ見られる?気象庁の平年値で決める網走・紋別の日程

夕暮れのオホーツク海沿岸に打ち上げられた流氷。岸辺に大小の氷塊が並び、水平線まで氷が続いている 観光ガイド
晩冬のオホーツク海沿岸。岸まで流氷が届くと海面が見えなくなる。

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流氷は「運」と言われます。それはその通りなのですが、運の中身は気象庁が数字で公開しています。いつ流氷が来て、いつ岸に着き、どのくらいの確率で外れるのか。1991年からの平年値と、統計開始以来の最早・最晩の記録が誰でも見られる形で出ています。

この記事は、その数字をもとに「何月何日に行けば流氷を見られる可能性が高いのか」を決めるための記事です。あわせて、流氷が来なかったときに砕氷船がどうなるのか(公式サイトに明記があります)、代わりに何ができるのかまでまとめます。

※データは気象庁「北海道沿岸の海氷観測(平年値と極値)」(令和7年12月9日更新)、運航情報は各社公式サイトの2026年9月16日時点の掲載内容です。

夕暮れのオホーツク海沿岸に打ち上げられた流氷。岸辺に大小の氷塊が並び、水平線まで氷が続いている
晩冬のオホーツク海沿岸。岸まで流氷が届くと、沿岸に水路が無くなる。
Photo: kkawamura / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

結論:2月上旬〜中旬が本命、1月下旬は賭けになる

気象庁の平年値では、流氷が岸に接岸する日(流氷接岸初日)は網走が2月4日、紋別が2月9日です。岸から流氷を見たいなら、ここが基準になります。

  • 氷と日程のバランスで選ぶなら2月上旬〜中旬。平年の接岸日(網走2月4日)を過ぎており、便数も増える時期です
  • 確実性を最優先するなら2月下旬。網走の接岸初日は最も遅かった年でも2月22日(2016年度)なので、過去の記録の範囲ではこの時期はすべて接岸後にあたります(将来を保証するものではありません)
  • 1月下旬は賭け。平年の流氷初日(沖に見え始める日)は網走1月22日ですが、接岸はまだです。2025年は流氷初日が2月15日と観測史上もっとも遅く、1月中は影も形もありませんでした
  • 3月上旬もまだ可能性はある。平年の流氷終日は網走4月6日。ただし2015年は3月8日に終わっており、年による振れが大きい時期です
  • 日程が動かせないなら、流氷が無くても成立する旅程を組む。後半で具体策を挙げます
網走市の沖合いで見渡すかぎり海面を覆う流氷。遠くに雪をかぶった網走の海岸線が見える
網走沖の流氷(2010年2月9日撮影)。接岸すると沿岸の水路が無くなり、船が通れなくなる。
Photo: Muramasa / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

「流氷初日」と「流氷接岸初日」は別物

ここを取り違えると日程を1〜2週間読み違えます。気象庁の定義はこうです。

  • 流氷初日:視界内の海面に初めて流氷が見えた日。沖に見えるだけで、岸には届いていません
  • 流氷接岸初日:気象庁の定義では「流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路が無くなり、船舶が航行できなくなった最初の日」。岸から沖まで氷がつながった状態です

旅行記事でよく見る「例年1月下旬から流氷シーズン」は流氷初日のことを指しています。しかし観光客が期待する「見渡すかぎり氷」の景色は接岸後のものです。網走の場合、この2つには平年で13日の差があります(1月22日 → 2月4日)。1月下旬に行って「水平線の向こうに白い帯が見えただけ」になるのは、この差が理由です。

岸に押し寄せて積み重なった流氷の氷塊。割れた断面が青みを帯び、奥に網走の海岸が続く
接岸した流氷は押し合って積み重なり、氷の丘のようになる。
Photo: masarujp1976 / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

平年値:どこにいつ来るのか

気象庁「北海道沿岸の海氷観測(平年値と極値)」の平年値(統計期間1991〜2020年)です。カッコ内は平年値の算出に使われた観測年数で、観測を途中でやめた地点ほど少なくなります(後述)。

地点 流氷初日 流氷接岸初日 流氷終日 流氷期間
網走 1月22日(30年) 2月4日(30年) 4月6日 75日
紋別 1月24日(17年) 2月9日(17年) 3月30日 66日
※カッコ内は平年値の算出に使われた年数。紋別は2007年で観測を終了しているため、1991〜2007年の17年ぶんで算出されています(気象庁「観測項目と観測実施期間」)。「17年しか流氷が来なかった」という意味ではありません。
雄武 1月25日 2月5日 3月28日 63日
北見枝幸 1月24日 2月4日 3月28日 64日
根室 2月11日 2月19日 3月29日 47日
稚内 2月19日 算出できず(観測年8年未満) 3月4日 14日

ここでカッコ内の年数を「氷が来た年の数」と読まないでください。気象庁の「観測項目と観測実施期間」を見ると、紋別は2007年で観測を終了しており、統計期間1991〜2020年のうち観測が続いた17年ぶんで平年値が算出されています。稚内の接岸初日が「算出できず」なのは、観測された年数が8年に満たないためです。網走だけが統計期間の30年すべてで観測を続けているので、網走の数字がいちばん厚いデータに支えられている、というのが正しい読み方です。

また流氷期間は網走75日に対し紋別66日。網走のほうが早く着いて遅くまで残るのが平年の姿です。

過去の記録が示すリスク

平年値はあくまで平均です。実際にどこまで振れたのかを見ておくと、日程を決める判断が変わります。気象庁の極値(統計開始〜2025年5月)から抜き出します。カッコ内の年は「海氷年度」で、たとえば(2006)は2005年12月から2006年5月までを指します。12月の記録は前年の12月だと読んでください。

項目 網走 紋別
流氷初日 いちばん早かった年 12月27日(2002年度=2001年12月) 1月3日(1967年度)
流氷初日 いちばん遅かった年 2月15日(2025年) 2月14日(1989年)
接岸初日 いちばん早かった年 1月8日(2001年) 1月9日(1966年)
接岸初日 いちばん遅かった年 2月22日(2016年) 3月26日(1989年)
流氷期間 いちばん長かった年 126日(1953年) 113日(1966年)
流氷期間 いちばん短かった年 43日(2009年) 24日(1976年)

この表でいちばん重い数字は、網走の流氷初日の最晩記録が2025年の2月15日だということです。統計開始以来もっとも遅い記録が直近のシーズンに出ています。平年より3週間以上遅く、1月中に網走を訪れた人は流氷を見られませんでした。

「昔のデータだから今は関係ない」とは言えない、むしろ逆の状況だという読み方ができます。日程を決めるときは、平年値を中心に置きつつ最晩記録のぶんだけ後ろに倒しておくのが安全側の設計です。これが冒頭で「確実性を最優先するなら2月下旬」とした根拠で、2月上旬〜中旬は氷と日程のバランス、2月下旬は確実性という役割分担になります。

「海明け」はもう発表されていない

古い記事には「海明けは3月中旬」と書かれていることがありますが、気象庁の観測項目は変更されています。同ページの凡例によれば、網走の2022〜2025年の観測項目は「流氷初日・流氷接岸初日」のみで、それ以前の「流氷終日・海明け」は現在の観測項目に含まれていません。海明けや流氷終日の発表を待っても、今は出てきません。帰りの日程を組むときに参照しないでください。

網走の海を埋め尽くす薄い流氷の上を、カモメが3羽飛んでいる冬の風景
網走の流氷とカモメ。流氷期のオホーツク沿岸ではおなじみの光景。
Photo: starlightmint☆ / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

網走と紋別、どちらに行くか

数字で見ると判断はわりと単純です。

網走 紋別
平年の接岸初日 2月4日 2月9日(5日遅い)
平年の流氷期間 75日 66日
平年値の算出に使われた年数 30年(1991〜2020年) 17年(1991〜2007年・2007年で観測終了)
砕氷船 おーろら/おーろら3 ガリンコ号
最寄り空港 女満別空港 オホーツク紋別空港

流氷を見る確率だけで選ぶなら網走です。接岸が5日早く、期間が9日長く、観測年数の裏付けも厚い。網走は知床や能取岬とあわせて回りやすく、悪天候時の代替(博物館 網走監獄、オホーツク流氷館)も揃っています。

紋別は接岸がやや遅いぶん、2月中旬以降に行くなら差は小さくなります。船のドリルで氷を砕いて進むガリンコ号は網走のおーろらとは方式が違うので、体験そのものを目当てにするなら選ぶ理由になります。

オホーツク紋別空港のターミナルビル外観。白い建物の壁面に赤い文字で「オホーツク紋別空港」と表示されている
紋別の玄関口、オホーツク紋別空港(撮影は無雪期)。便数が限られるため航空券は早めに押さえたい。
Photo: 221.20 / パブリックドメイン / Wikimedia Commons

なお空港から先の移動は、女満別空港からのアクセスを女満別空港から知床・網走・北見への行き方にまとめています。

行き先が決まったら、宿は早い段階で押さえておくのが安全です。どちらのサイトもオホーツク側は同じエリア区分でまとまっています。

じゃらんnetで網走・北見・知床の宿を見る/楽天トラベルで網走・紋別・北見・知床の宿を見る

網走沖の流氷原を進む流氷観光砕氷船おーろら。船体の周囲は割れた氷で埋まり、手前に氷と黒い海面が広がる
流氷の中を進む砕氷船おーろら。流氷が無い年は能取岬までの海上遊覧に変わる。
Photo: pakku / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

船は「流氷が無くても出る」。ただし中身が変わる

ここが予約前にいちばん誤解されている点です。網走の流氷観光砕氷船「おーろら」の公式サイトには、こう明記されています。

流氷が無い時は、大型船おーろらは能取岬までの海上遊覧となります。小型船おーろら3の場合は運休となります。

(網走流氷観光砕氷船 おーろら 公式サイト 料金・時刻表)

つまり大型船は流氷が無くても、別の航路の遊覧船として運航されます。「流氷がなかったから中止・返金」ではありません。氷を目当てに乗船券を買っていた場合、行き先が変わるだけという扱いになります。ここを知らずに予約すると、当日の落差が大きくなります。

ただし「流氷さえあれば必ず出る」わけでもありません。公式には「各船、催行人数に満たない場合は運休することがございます」との注記があり、風や波による欠航・航路変更もあります。氷の有無とは別に、当日朝の運航状況の確認は必要です。

雪に覆われた道の駅「流氷街道網走」の岸壁に停泊する砕氷船おーろらII。背後に道の駅の建物と網走の街並みが見える
おーろらの乗り場は道の駅「流氷街道網走」。写真は当時就航していた「おーろらII」。乗船手続きは出航の約20分前まで。
Photo: 221.20 / パブリックドメイン / Wikimedia Commons

おーろらの運航概要(料金はすべて税込・2026年9月17日に公式サイトで確認)

大型船 おーろら 小型船 おーろら3
運航期間 1月20日〜3月31日 沖合航路(流氷あり)は「3月予定」の1便※9:00・2便※13:00のみ掲載
所要時間 約1時間 約2時間
大人(中学生以上) 7,000円 9,800円
小学生 3,500円 4,900円
幼児 無料
特別席 +500円 -
流氷が無いとき 能取岬までの海上遊覧に変更 運休

出航時刻は時期で変わります(公式時刻表・2026年9月17日確認)。1月20〜31日は9:00・11:00・13:00・15:00の4便。2月は9:30・11:00・12:30・14:00・15:30の5便に、※印の不定期便として8:00と16:45が加わります。3月1〜14日は9:30・11:00・12:30・14:00・15:30の5便、3月15〜31日は9:30・11:30・13:30の3便。2月がいちばん厚く、3月後半は3便に減ります。なお公式は「※印がついている便は臨時便のため、催行が確定した時点でホームページや電話にて予約をお受けいたします」と案内しているので、8:00・16:45をあてにした日程は組まないほうが安全です。乗船手続きは出航の約20分前までに済ませる必要があります。

乗り場は道の駅「流氷街道網走」です。

紋別のガリンコ号IIの船首。氷を砕くドリルが海水をかき分け、船体に氷柱が下がっている
ガリンコ号は船首のドリルで氷を砕いて進む(写真は2010年撮影のガリンコ号II)。網走のおーろらとは方式が違う。
Photo: hj695gz / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

紋別のガリンコ号は「冬の販売開始が遅い」

紋別のガリンコ号は、2026年9月16日時点で公式サイトに掲出されているのは夏期運航(ホタテ漁ウォッチングクルーズ等)のみで、冬期流氷クルーズの日程・料金はまだ公開されていません。過去のシーズンは12月に予約開始が告知されています。

網走のおーろらが通年で料金と時刻表を公開しているのとは運用が違うので、紋別を軸に計画するなら、12月の告知を待つ前提でスケジュールを組む必要があります。ただし「網走なら秋のうちに船まで押さえられる」わけではありません。おーろら側も確認日時点で次シーズンの予約受付は始まっていないので、秋に確定できるのは「便の時間割と料金がわかる」ところまでだと考えてください。

雪の丘の上から見下ろした知床半島の海岸。青い海面に白い流氷が点々と広がり、奥に雪をかぶった知床連山が連なる
オホーツク海を南下してきた流氷。どこまで来ているかは海氷情報センターの分布図で確認できる。
Photo: kkawamura / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

出発前と当日、流氷情報はどこで見るか

平年値で日程を決めたあとは、実際の氷がどこまで来ているかを直前に確認します。公式で更新されている情報源は2つです。どちらも無料で、観測した機関が直接出している一次情報です。

  • 海氷情報センター(第一管区海上保安本部):海氷の分布図を公開しています。氷がオホーツク海のどのあたりまで南下しているかを面で把握できるので、「あと何日で岸に着きそうか」の見当がつきます
  • 気象庁 北海道沿岸域の海氷情報:稚内・網走・釧路の沿岸海域(海岸から20海里)について、海氷の分布と翌日までの見通しを毎日8時頃に発表しています。紋別は対象に含まれていないので、紋別へ行く場合は海氷情報センターの分布図で判断してください

使い分けの目安はこうです。出発の1〜2週間前は海氷情報センターの分布図で南下の勢いを見る。前日から当日は気象庁の沿岸情報と、乗る船の会社の運航状況を見る。 砕氷船は流氷の有無に加えて風・波でも欠航や航路変更があるため、当日朝の確認は欠かせません。

雪に覆われた網走・天都山に建つオホーツク流氷館の外観。入口前の階段を訪問者が上っている
オホーツク流氷館(網走・天都山)。本物の流氷を一年中展示しており、氷が来なかった年の保険になる。
Photo: ながいの / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons

流氷が来なかったときの代替

日程を動かせない場合に備えて、氷が無くても成立する組み立てを用意しておきます。

  • オホーツク流氷館(網走・天都山):本物の流氷を展示する施設で、氷点下の体験室があります。流氷の有無に関係なく一年中見られるのが利点です
  • 博物館 網走監獄:屋内中心なので荒天でも動けます。網走観光の柱のひとつです
  • 能取岬:大型船おーろらが流氷不在時に向かう先です。陸路でも行けます
  • 船は「遊覧船」として乗ってしまう:大型船は運航されるので、オホーツク海に出る体験自体は残ります。ただし小型船おーろら3は運休なので、おーろら3を予約するなら流氷リスクをそのまま負うことになります
博物館 網走監獄の赤レンガ造りの正門。アーチ型の門と両脇の見張り塔があり、手前に受刑者をかたどった像が立つ
博物館 網走監獄(撮影は無雪期)。屋内展示が中心なので荒天の日の代替になる。
Photo: 663highland / CC BY 2.5 / Wikimedia Commons

組み立てとしては、「流氷館を必ず日程に入れておき、船は当日の流氷情報を見てから乗る便を決める」のが失敗しにくい形です。網走の1泊2日の回り方は網走観光モデルコース1泊2日にまとめています。

女満別空港ターミナルビルの外観。レンガ色の壁に「女満別空港」の看板と黄色い「到着」の文字、左手に管制塔が見える
網走側の玄関口、女満別空港(撮影は無雪期)。流氷シーズンの2月は席が埋まりやすい。
Photo: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

予約の逆算

流氷シーズンは2月上旬〜中旬に需要が集中します。日程が決まったら、次の順で押さえます。

  1. 航空券:JALは搭乗日の360日前、ANAは355日前から。女満別・オホーツク紋別とも便数が限られるので最優先です。詳しくは北海道の航空券はいつ予約すると安いかへ
  2. 宿:網走・紋別とも宿泊施設の数が多くありません。2月の週末は特に埋まります
  3. 砕氷船:どちらも秋のうちには確定できません。おーろらは料金と時刻表こそ通年で公開されていますが、予約ページは確認日時点で「今季の営業は終了致しました」の表示のままで、冬期の受付開始は告知されていません。ガリンコ号も冬期分が未公開です

手配物ごとの逆算の考え方は北海道旅行の予約はいつから始めるかにまとめています。

網走・紋別の宿を探すなら、どちらのサイトも同じエリア区分でまとまっています。

じゃらんnetで網走・北見・知床の宿を探す/楽天トラベルで網走・紋別・北見・知床の宿を探す

まとめ:今日やること

  1. 狙うのは「流氷初日」ではなく「流氷接岸初日」以降。網走は平年2月4日、紋別は2月9日
  2. 2月上旬〜中旬を第一候補にする。1月下旬は平年でも接岸前で、2025年は2月15日まで流氷が来なかった
  3. 平年値で見るなら網走が有利。接岸が5日早く、流氷期間が9日長い(紋別は2007年で気象庁の観測が終了しており、近年の実績は同じ物差しで比べられない)
  4. 大型船おーろらは流氷が無くても運航される(能取岬遊覧に変更)。小型船おーろら3は運休になる
  5. オホーツク流氷館を保険として日程に入れておく。氷の有無に関係なく見られる
  6. 航空券 → 宿 → 船の順に押さえる。紋別のガリンコ号は12月の販売開始待ち

じゃらんnetで宿の空きを確認する/楽天トラベルで宿の空きを確認する

よくある質問(FAQ)

Q. 流氷はいつ行けば見られますか?

気象庁の平年値では、流氷が岸に接岸する「流氷接岸初日」は網走が2月4日、紋別が2月9日です。岸から見渡すかぎりの氷を期待するなら、2月上旬以降が目安になります。

Q. 1月に行っても流氷は見られませんか?

見られる年もあります。網走の接岸初日の最早記録は2001年の1月8日です。ただし平年は2月4日で、2025年は流氷初日(沖に見え始める日)そのものが2月15日と観測史上もっとも遅く、1月中は見られませんでした。1月下旬は当たり外れの大きい時期だと考えてください。

Q. 流氷が来ていなくても砕氷船は動きますか?

網走の場合、大型船「おーろら」は能取岬までの海上遊覧に変更して運航されます。小型船「おーろら3」は運休になると公式サイトに明記されています。

Q. 網走と紋別はどちらがおすすめですか?

平年値で見るかぎり網走が有利です。接岸が5日早く、流氷期間が9日長い。なお紋別は2007年で気象庁の観測が終了しているため、近年の実績を同じ物差しで比べることはできません。2月中旬以降に行くなら平年値の差は小さくなるので、ガリンコ号に乗りたいかどうかで選んで構いません。

Q. 「海明け」を目安に春の日程を決めていいですか?

現在は使えません。気象庁の観測項目が変更され、網走では2022年以降「流氷初日」と「流氷接岸初日」のみが観測項目になっています。海明けや流氷終日は発表されていません。

Q. 砕氷船は予約が必要ですか?

2026年9月17日時点では、どちらもまだ受け付けていません。おーろらは料金と時刻表を通年で公開していますが、公式の予約ページは「今季の営業は終了致しました」の表示のままで、次シーズンの受付開始は告知されていません(電話での問い合わせ窓口は案内されています)。紋別のガリンコ号も冬期分が未公開です。乗船手続きは出航の約20分前までに済ませる必要があります。

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