【2026-27年版】北海道の雪はいつから?初雪と根雪を地点別に

雪に覆われた羊蹄山と、両側に雪が積み上がった道路 季節紹介

「11月の北海道はもう雪?」「雪景色を見たいけれど、何日以降なら積もっている?」「逆に、雪道の運転は避けたい」。秋から冬にかけて北海道旅行を計画するとき、いちばん気になるのが雪がいつから降り、いつから積もったままになるかです。

この記事では、札幌管区気象台と気象庁が公開している平年値(1991〜2020年の30年平均。初雪・根雪などの初日・終日は1990年8月〜2020年7月の30冬の平均)を使い、札幌・旭川・小樽・函館・帯広・釧路・網走・稚内・倶知安(ニセコ)の9地点について、初雪・積雪の初日・根雪の初日を一覧にしました。直近2シーズンの実測もあわせて載せているので、「平年」と「実際の年」のズレも分かります。

※数値はすべて札幌管区気象台・気象庁の公開データを2026年10月13日に確認したものです。平年値は過去の平均であり、今季の雪を予報するものではありません。

雪が積もり木々の枝まで白くなった冬の北海道大学札幌キャンパス
雪に包まれた北海道大学札幌キャンパス(2021年12月撮影)
写真:ノボホショコロトソ(Wikimedia Commons/CC BY 4.0)
  1. 結論:雪が「降る」のは10月中旬〜11月上旬、「積もったままになる」のは地点で11月下旬〜12月末
  2. 北海道の「雪」とは?初雪・積雪・根雪の違い
    1. 地点別の平年日(初雪・積雪・根雪)
    2. 平年どおりに来るとは限らない:直近2シーズンの根雪の初日
    3. 今季(2026-27年の冬)の観測状況
  3. 11月・12月の雪の量と気温(月の平年値)
  4. おすすめスポット:雪景色に早く出会えるエリア
    1. 大雪山・旭岳(旭川近郊):山が白くなるのは9月下旬から
    2. ニセコ・倶知安:根雪がいちばん早く、雪の量も別格
    3. 旭川:11月下旬には街が白くなる
    4. 札幌:雪とイルミネーションは12月中旬以降が本命
    5. 小樽:運河の雪景色は12月から
    6. 函館:雪が少なめ。白い夜景を狙うなら12月下旬以降
    7. 道東(釧路・帯広・網走):雪より寒さの土地
  5. モデルコース:目的別に「行く時期」と「行き先」を組み合わせる
    1. 雪景色を優先する(11月下旬〜12月上旬・旭川・ニセコ方面)
    2. 雪景色を確実にしたい(12月中旬〜年末)
    3. 雪道を避けて秋の北海道を回る(10月上旬まで)
  6. アクセス:雪の季節の移動で気をつけること
  7. 季節・服装ガイド:11月と12月で準備が変わる
  8. FAQ
    1. Q. 札幌の初雪はいつですか?
    2. Q. 11月に北海道へ行くと雪は積もっていますか?
    3. Q. 根雪とは何ですか?いつから始まりますか?
    4. Q. 今年(2026年)の初雪はもう降りましたか?
    5. Q. 冬のレンタカーはスタッドレスタイヤを指定する必要がありますか?
  9. まとめ

結論:雪が「降る」のは10月中旬〜11月上旬、「積もったままになる」のは地点で11月下旬〜12月末

  • 初雪(その冬最初の雪)の平年日は、旭川・稚内の10月19日、倶知安の10月20日が最も早く、札幌10月28日、函館・帯広11月1日、釧路11月7日の順です
  • 根雪(積雪が長く続く状態)の始まりの平年日は、倶知安11月21日・旭川11月24日が早く、小樽・稚内・札幌・帯広・網走が12月2日〜8日、函館12月19日、釧路12月30日と、地点で1か月以上の差があります
  • 雪景色を見たいなら、根雪の平年日に1〜2週間の余裕を足すのが目安です。旭川・ニセコ方面は12月上旬以降、札幌・小樽・稚内・網走・帯広は12月中旬以降、函館は年末以降、釧路は1月中旬以降。帯広・釧路は根雪の始まりが年によって大きくぶれ、帯広は2024-25年の冬に12月31日、釧路は2025年2月3日でした
  • 雪道や凍結を避けたいなら、全道で見れば10月上旬まで、函館・釧路など初雪の遅い沿岸部に限れば10月中旬ごろまでが目安です。初雪の平年日は旭川・稚内が10月19日、倶知安が10月20日と10月中旬の終わりに入り、平年日は30年の平均なのでこれより早い年も珍しくありません(2024-25年の冬は旭川・稚内・網走・倶知安が10月19日、2025-26年の冬は倶知安が10月10日)。気象台で水の凍結を観測する「結氷」の初日の平年日は、帯広10月15日・倶知安10月16日(参考値)・旭川10月18日と初雪より早く、朝晩の路面凍結や峠道の雪は市街地の初雪より先に始まることがあります。11月は旭川・倶知安で月の約半分の日に積雪がある一方、釧路・帯広・函館・網走は数日程度と、行き先で大きく変わります
  • レンタカーは、たとえばニッポンレンタカーの北海道は2026年11月1日〜2027年4月20日の出発がスタッドレスタイヤ・4WD車両の標準装備期間と公式に案内されています。期間は会社ごとに違うので、予約時に確認してください

北海道の「雪」とは?初雪・積雪・根雪の違い

「雪はいつから?」の答えがサイトによってバラバラに見えるのは、同じ「雪」でも指しているものが違うからです。札幌管区気象台は次の3つを分けて観測・発表しています。

  • 初雪(雪の初日):その冬に初めて雪が降った日。みぞれも含み、地面に積もらなくても数えます。観光で「雪景色」を期待できる日ではありません
  • 積雪の初日:観測地点の積雪が初めて1cm以上になった日。ここから景色が白くなり始めますが、11月の雪は数日で解けることも多いです
  • 根雪(長期積雪)の初日:積もった雪が解けずに長く続く期間の最初の日。気象台は積雪が30日以上続いた場合を長期積雪として扱っています。旅行者が思い浮かべる「一面の雪景色」に近いのはこれです
落ち葉と芝生の上にうっすら積もった初雪
落ち葉と芝生の上に降った初雪(イメージ)
写真:Daniil Kondrashin(Pexels)

根雪は30日続いたことを確かめてから決まるため、その冬の根雪の初日は後から発表されます(札幌管区気象台「よくあるご質問」でも、根雪の初日・終日は決まるまでに日数がかかると説明されています)。

また、初雪や根雪の平年値があるのは、気象台・測候所クラスの気象官署と特別地域気象観測所を合わせた道内22地点だけです。富良野・美瑛やニセコ町そのものの値はありません。この記事では、ニセコ方面の目安として隣接する倶知安の値を使っています。

地点別の平年日(初雪・積雪・根雪)

根雪の始まりが早い順に並べました。

地点 初雪 積雪の初日
(1cm以上)
根雪の初日 根雪の終日
倶知安(ニセコ方面) 10月20日 11月6日 11月21日 4月17日
旭川 10月19日 11月4日 11月24日 4月7日
小樽 10月31日 11月15日 12月2日 4月8日
稚内 10月19日 11月12日 12月3日 3月29日
札幌 10月28日 11月12日 12月6日 4月2日
帯広 11月1日 11月24日 12月7日 3月24日
網走 10月30日 11月17日 12月8日 4月1日
函館 11月1日 11月18日 12月19日 3月10日
釧路 11月7日 12月1日 12月30日 3月11日

出典:札幌管区気象台「初雪などの平年値」(1990年8月〜2020年7月の平年値)。2026年10月13日確認。

表から読み取れるのは、初雪から根雪までの間隔が地点によってまったく違うことです。旭川は初雪から約1か月で根雪になりますが、函館は約7週間、釧路は約8週間かかります。函館や釧路では「雪は降ったが、街は白くない」期間が長く続くわけです。

平年どおりに来るとは限らない:直近2シーズンの根雪の初日

地点 平年 2024-25年の冬 2025-26年の冬
倶知安 11月21日 11月29日 12月2日
旭川 11月24日 11月29日 11月17日
小樽 12月2日 12月4日 12月8日
稚内 12月3日 12月3日 12月1日
札幌 12月6日 12月5日 12月3日
帯広 12月7日 12月31日 12月3日
網走 12月8日 12月7日 12月3日
函館 12月19日 12月11日 12月26日
釧路 12月30日 2025年2月3日 12月14日

出典:札幌管区気象台「雪・積雪・長期積雪(根雪)の初日、終日の観測状況」(2026寒候年=2025-26年の冬)、「昨季の観測状況」(2025寒候年=2024-25年の冬)。2026年10月13日確認。

札幌・稚内・網走・小樽は2シーズンとも平年の前後数日に収まっていますが、帯広は2024-25年の冬に大みそか、釧路は翌年2月まで根雪にならなかった年がありました。道東の太平洋側は雪が少なく、根雪の時期が年によって大きくぶれます。雪景色が目的なら、道東は12月より1〜2月に寄せたほうが確実です。

今季(2026-27年の冬)の観測状況

2026年10月13日時点で、札幌管区気象台の観測状況ページは前季(2026寒候年)の表示のままで、今季の初雪の掲載はありません。山では、気象庁「初冠雪の記録等」に大雪山・旭岳の初冠雪日が2026年10月2日と表示されています。ただし気象庁は、今季から山頂の積雪を解析値で判定する方式に変わり、従来の目視による初冠雪とは単純に比較できないと注記しています。

平地の初雪が観測されると、札幌管区気象台の上記ページに順次掲載されます(同気象台のFAQでは、早ければ観測の翌日午後には気象庁のホームページで見られると説明)。出発前に確認すると、その年の進み具合が分かります。

11月・12月の雪の量と気温(月の平年値)

「初日」だけでは、その月にどれくらい雪がある日が続くのかが分かりません。そこで、月ごとの平年値から積雪1cm以上の日数と月の最深積雪(その月にいちばん深く積もった値の平年値)を拾いました。

地点 11月
平均気温
11月
積雪1cm以上の日数
11月
最深積雪
12月
平均気温
12月
積雪1cm以上の日数
12月
最深積雪
倶知安 2.9℃ 14.4日 36cm -3.1℃ 30.5日 99cm
旭川 2.3℃ 14.4日 27cm -4.2℃ 30.0日 58cm
小樽 4.9℃ 8.4日 15cm -1.1℃ 28.9日 54cm
稚内 3.8℃ 10.7日 15cm -2.1℃ 27.8日 39cm
札幌 5.2℃ 7.2日 15cm -0.9℃ 26.7日 47cm
帯広 3.5℃ 3.9日 7cm -3.8℃ 24.3日 36cm
網走 4.0℃ 5.5日 6cm -2.4℃ 25.9日 29cm
函館 6.0℃ 4.4日 9cm -0.1℃ 21.4日 22cm
釧路 4.7℃ 1.4日 3cm -1.9℃ 13.5日 17cm

出典:気象庁「過去の気象データ検索」各地点の平年値(年・月ごとの値)の主な要素と詳細(雪)。統計期間1991〜2020年。地点名のリンク先が各地点の詳細(雪)ページです。2026年10月13日確認。

11月は、倶知安と旭川では30日のうち約14日に雪が積もっていますが、札幌は約7日、釧路は1日あまりです。11月の北海道は「場所によっては雪国、場所によってはまだ秋」と考えると実態に近いでしょう。12月になると、釧路を除く8地点で月の大半の日に積雪があります。

12月を旬(10日ごと)に分けた積雪の深さや、スキー場ごとの事情は「北海道スキーは12月・年末年始に滑れる?積雪平年値で判断」で詳しく整理しています。

おすすめスポット:雪景色に早く出会えるエリア

平年値をもとに、雪景色を見られる時期が早い順にエリアを紹介します。時期はあくまで平年の目安です。

大雪山・旭岳(旭川近郊):山が白くなるのは9月下旬から

山頂付近がうっすらと雪で白くなった大雪山・北鎮岳と、手前の色づいた低木
うっすらと雪をかぶった大雪山・北鎮岳(2010年9月23日撮影)
写真:pakku(Wikimedia Commons/CC BY 3.0)

旭川地方気象台が観測していた旭岳の初冠雪の平年日は9月25日で、道内の気象台が初冠雪を観測していた7つの山の中で最も早い日付です。札幌から見える手稲山は10月18日、函館の横津岳は10月29日が平年日です(いずれも「初雪などの平年値」より)。街に雪がない10月でも、山の頂だけが白い景色なら見られます。

ニセコ・倶知安:根雪がいちばん早く、雪の量も別格

雪に覆われた羊蹄山と、両側に雪が積み上がった道路
雪に覆われた羊蹄山と沿道の雪(2023年3月撮影)
写真:Raita Futo(Wikimedia Commons/CC BY 2.0)

倶知安は根雪の初日が11月21日と9地点で最も早く、12月の最深積雪の平年値は99cmに達します。観測点は町なかにあるので、標高の高いスキー場はさらに雪が多いと考えてください。シーズン初めのゲレンデ事情は12月のスキー場の積雪記事で扱っています。

旭川:11月下旬には街が白くなる

雪が降る日の旭川駅のホームと、線路脇に積もった雪
雪の日の旭川駅のホーム(2019年12月撮影)
写真:T128-2(Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0)

旭川は初雪10月19日、根雪11月24日。都市部の中では最も早く冬景色になり、12月の平均気温は-4.2℃と9地点で最も低い値です。11月に雪景色を見たい人にとって、最も現実的な行き先です。

札幌:雪とイルミネーションは12月中旬以降が本命

雪が積もった大通公園と、夕暮れにライトアップされたさっぽろテレビ塔
雪の大通公園から見たさっぽろテレビ塔(2011年1月撮影)
写真:Haseyu-(Wikimedia Commons/パブリックドメイン)

札幌の根雪の平年日は12月6日。直近2シーズンも12月5日・12月3日と平年並みでした。大通公園のイルミネーションと雪景色を組み合わせたい人は「さっぽろホワイトイルミネーションは雪の中?」で、札幌の日ごとの積雪の平年値を確認できます。

小樽:運河の雪景色は12月から

岸辺と倉庫の屋根に雪が積もった小樽運河と、雪をかぶった背後の山
雪の小樽運河(2009年2月撮影)
写真:欅 (Keyaki)(Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0)

小樽は根雪の初日が12月2日で、札幌より少し早めです。11月の積雪日は8.4日ですが、12月は28.9日とほぼ毎日に雪があります。

函館:雪が少なめ。白い夜景を狙うなら12月下旬以降

両側の歩道と並木に雪が積もった函館・二十間坂と青空
雪の積もった函館・二十間坂(2023年12月24日撮影)
写真:掬茶(Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0)

函館は12月の最深積雪の平年値が22cmと、9地点の中で釧路に次いで少ない地点です。根雪の平年日は12月19日なので、11月〜12月前半は雪の少ない状態で観光できる可能性が高く、雪の函館を見たい人は年末以降が目安になります。

道東(釧路・帯広・網走):雪より寒さの土地

境内の脇に雪が残る元日の釧路・共栄稲荷神社と参拝客
元日の釧路・共栄稲荷神社。境内の脇に雪が残る(2010年1月1日撮影)
写真:pakku(Wikimedia Commons/CC BY 3.0)

釧路の11月の積雪日は1.4日、根雪は12月30日。帯広も11月は3.9日です。一方で帯広の12月の平均気温は-3.8℃と冷え込みは厳しく、「雪は少ないが寒い」のが道東の初冬です。網走は根雪の平年日が12月8日で、12月の積雪日は平年25.9日あります。

モデルコース:目的別に「行く時期」と「行き先」を組み合わせる

雪景色を優先する(11月下旬〜12月上旬・旭川・ニセコ方面)

根雪の平年日が11月中に来る旭川・倶知安方面を中心に組みます。たとえば1日目に新千歳空港から札幌へ入り、2日目にJRで旭川へ移動、3日目に旭川空港から帰るルートなら、平年なら旅の後半で雪景色に出会える確率が上がります。旭川空港からの移動は「旭川空港から旭川・美瑛・富良野への行き方」を参考にしてください。

雪景色を確実にしたい(12月中旬〜年末)

一面の雪原の中をまっすぐ延びる圧雪された道路と遠くの雪山
十勝地方・士幌町の冬の道(2012年1月撮影)
写真:pakku(Wikimedia Commons/CC BY 3.0)

札幌・小樽・網走・帯広を含め、多くの地点が平年なら根雪に入った後です。年末年始は宿・航空券ともに取りにくくなるので、手配の順番は「北海道旅行の予約はいつから始める?出発月別・手配物別の逆算ナビ」で確認しておくと安心です。雪景色を宿で楽しむなら、北海道の雪見露天の温泉地比較も参考になります。

雪道を避けて秋の北海道を回る(10月上旬まで)

初雪の平年日は旭川・稚内が10月19日、倶知安が10月20日。水の結氷の初日は帯広10月15日・倶知安10月16日(参考値)・旭川10月18日と、さらに早く来ます。雪道や凍結を確実に避けたいなら、10月上旬までに旅程を組むのが安全側です。2025-26年の冬は倶知安で10月10日に初雪が観測されており、早い年もあります。

10月下旬〜11月に運転するなら、函館・道東のように11月の積雪日が少ない地域を選ぶのも一つの方法です。ただし、雪が少なくても凍結はあります。11月の日最低気温の平年値は帯広-1.1℃・釧路-0.3℃・網走0.4℃・函館1.8℃と0℃前後で、結氷の初日の平年日も釧路10月22日・網走10月30日・函館11月2日です。朝晩や日陰の路面には注意してください。

アクセス:雪の季節の移動で気をつけること

本州から雪の時期の北海道へは、新千歳空港のほか旭川・函館・とかち帯広・釧路・女満別など道内各地の空港へ直接入るルートがあります。行き先の空港を使うと、雪道を長く運転せずに済みます(函館空港・釧路空港・女満別空港からの行き方もまとめています)。

レンタカーを使う場合は冬タイヤの期間に注意してください。ニッポンレンタカーの公式「冬期シーズン料金」では、北海道の対象期間を2026年11月1日〜2027年4月20日(出発日)とし、この期間はスタッドレスタイヤが標準装備、北海道は4WD車両も標準と案内しています(2026年10月13日確認)。対象期間や装備の扱いは会社ごとに異なるので、10月下旬など期間の境目に借りる人は特に、予約時に装備を確認しましょう。新千歳空港の各社の冬装備の扱いは「新千歳空港のレンタカー比較」、雪道に不安がある人は「北海道の雪道運転ガイド」が参考になります。

吹雪で視界が白くかすみ、路面も路肩も雪に覆われた道路
吹雪の日の札幌の道路(2016年2月撮影)
写真:Hal 0005(Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0)

雪の多い日は飛行機の遅延・欠航も起こります。備え方は「新千歳空港の欠航にどう備える?」にまとめています。

季節・服装ガイド:11月と12月で準備が変わる

気温の平年値(日最高/日最低)を見ると、11月と12月で必要な装備が一段変わります。

  • 札幌:11月 8.7℃/1.6℃ → 12月 2.0℃/-4.0℃
  • 旭川:11月 6.2℃/-1.5℃ → 12月 -0.8℃/-8.0℃
  • 函館:11月 10.0℃/1.8℃ → 12月 3.2℃/-3.6℃
  • 帯広:11月 8.4℃/-1.1℃ → 12月 1.0℃/-8.9℃

(気象庁 各地点の平年値(月ごとの値)より。統計期間1991〜2020年)

11月は、昼間はコートで歩けても朝晩は0℃前後まで下がります。降っても解けやすい時期なので、足元は凍結よりも濡れた路面やシャーベット状の雪への対策として、防水の靴があると安心です。12月は旭川・帯広で最低気温の平年値が-8℃台になり、日中も0℃前後。厚手のダウン、手袋、帽子、靴底に溝のある滑りにくい冬靴が基本装備になります。冬の旅の準備全般は「北海道の冬旅行はいつ予約する?」の注意点も参考にしてください。

深い雪の中を歩く、雪にまみれた冬用ブーツの足元
雪道では靴底に溝のある滑りにくい冬靴が基本装備になります(イメージ)
写真:iddea photo(Pexels)

FAQ

Q. 札幌の初雪はいつですか?

A. 平年日は10月28日です(札幌管区気象台「初雪などの平年値」)。直近では2024-25年の冬が10月20日、2025-26年の冬が10月23日でした。初雪はみぞれでも数えるため、初雪の日に街が白くなるとは限りません。

Q. 11月に北海道へ行くと雪は積もっていますか?

A. 行き先によります。11月に積雪1cm以上の日は、倶知安・旭川で平年約14日、札幌約7日、函館約4日、釧路約1日です。雪景色が目的なら旭川・ニセコ方面、雪を避けたいなら函館や道東寄りの日程が向いています。

Q. 根雪とは何ですか?いつから始まりますか?

A. 積もった雪が解けずに長く続く状態のことで、気象台の統計では「長期積雪」と呼び、積雪が30日以上続いた期間の初日を根雪の初日としています。平年日は倶知安11月21日、旭川11月24日、札幌12月6日、函館12月19日、釧路12月30日です。

Q. 今年(2026年)の初雪はもう降りましたか?

A. 2026年10月13日時点では、札幌管区気象台の観測状況ページに今季の初雪は掲載されていません。観測されると同気象台の「雪・積雪・長期積雪(根雪)の初日、終日の観測状況」ページに載るので、出発前に確認してください。

Q. 冬のレンタカーはスタッドレスタイヤを指定する必要がありますか?

A. ニッポンレンタカーは北海道の2026年11月1日〜2027年4月20日出発をスタッドレスタイヤ・4WDの標準装備期間としています。他社も冬期は装備を案内していますが、期間や扱いは会社ごとに異なるため、予約時に確認するのが確実です。

まとめ

  • 雪が降り始めるのは10月中旬〜11月上旬。ただし初雪は「降った」だけで、景色が白くなる日ではない
  • 雪景色が続く根雪の平年日は、倶知安・旭川が11月下旬、札幌・小樽・稚内・帯広・網走が12月上旬、函館が12月下旬、釧路が年末
  • 雪景色を見たいなら、根雪の平年日に1〜2週間の余裕を足した時期を選ぶと外れにくい。道東は年によるぶれが大きい
  • 雪道や凍結を避けたいなら10月上旬まで(函館・釧路など沿岸部は中旬ごろまで)。11月は行き先で積雪日数が10倍以上違い、雪の少ない地域でも朝晩の凍結には注意
  • レンタカーの冬装備期間は会社ごとに違う。期間の境目に借りるなら予約時に確認する

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