本州から北海道へフェリーで行く方法|主要航路・料金・車の載せ方【2026年】

大海原を進む大型長距離フェリーの横位置写真(船旅を想起) 交通案内

「愛車で北海道を走りたい」——その夢を叶えるのが、本州と北海道を結ぶ長距離フェリーです。飛行機+レンタカーと違い、自分の車をそのまま道内に持ち込めるので、大きな荷物も、キャンプ道具も、こだわりのバイクも一緒に運べます。この記事では、発着地別(首都圏・中京・東北・関西・北陸・青森)の主要航路と、フェリー特有の「旅客運賃+車両航送料金」の二本立て料金、客室グレードの選び方、予約から乗船・下船までの流れを、各フェリー会社の公式情報をもとに整理しました。「自分はどの港から乗ればいい?」が3分でわかります。

大海原を進む大型長距離フェリーの横位置写真(船旅を想起)
この記事はこんな人向け
  • 車(またはバイク)ごと北海道へ渡りたい本州在住のドライブ旅行者
  • 飛行機以外の移動手段として長距離フェリーを検討している人
  • 発着地別の航路・料金帯・客室グレードを比較して選びたい人
  • フェリーの予約タイミングや乗船当日の流れを知りたい人

【結論】自分の車で道内を回るならフェリー一択。発着地で航路が決まる

北海道の港に接岸するフェリーや車両甲板への乗船風景

先に結論です。車ごと北海道へ渡るなら長距離フェリー一択で、どの航路を使うかは「あなたの出発地」でほぼ決まります。北海道の玄関口となる港は、太平洋側の苫小牧(とまこまい)、日本海側の小樽(おたる)、そして本州最短ルートの函館(はこだて)の3つ。運航しているのは主に4社です。

発着地別の航路早見表

まずは「自分はどの航路か」を逆引きしてください。

あなたの出発エリア 主な乗船港 到着港 運航会社
首都圏(関東) 大洗(茨城) 苫小牧 商船三井さんふらわあ
中京(名古屋圏) 名古屋 苫小牧(仙台経由) 太平洋フェリー
東北南部(仙台圏) 仙台 苫小牧 太平洋フェリー
関西 舞鶴・敦賀 小樽・苫小牧東 新日本海フェリー
北陸・信越 敦賀・新潟 苫小牧東・小樽 新日本海フェリー
秋田・東北日本海側 秋田・新潟 苫小牧東・小樽 新日本海フェリー
青森(本州最短) 青森 函館 津軽海峡フェリー/青函フェリー
ポイント:関西・北陸発の「苫小牧東(とまこまいひがし)港」と、首都圏・中京・東北発の「苫小牧港」は別の港です。苫小牧東港(新日本海フェリー)は市街地から離れた勇払(ゆうふつ)地区にあります。公共交通で移動する場合は、フェリーターミナルとJR南千歳駅(新千歳空港の隣駅)を結ぶ航路連絡バス(所要約45分・大人1,320円)が便利です。ただしフェリー運航日のみ、特定の出航便に接続して運行されるため、下船後は必ず時刻を確認してください(新日本海フェリー公式)。

料金は「旅客運賃+車両航送」の二本立て

フェリーの料金は、飛行機の航空券のように「1人いくら」で完結しません。「人の運賃(旅客運賃)」+「車の運賃(車両航送料金)」を足し算するのが基本です。ただし各社とも、車両航送料金には運転者1名分の旅客運賃(最安クラス)が含まれるのが一般的。つまり、

1人+1台の総額 ≒ 車両航送料金(運転者1名込み)
同乗者がいる場合 = 上記 + 同乗者の旅客運賃

という考え方になります。詳しくは後述の「料金のしくみ」で解説します。

そもそもフェリーで行くメリット・デメリット

フェリーに車を積み込む様子、または車で乗り込む車列

飛行機+レンタカーと迷っている人向けに、フェリーの長所と短所を整理します。

メリット:車ごと・大荷物OK・移動しながら休める

  • 愛車をそのまま道内へ:レンタカーの返却時間や走行距離を気にせず、キャンプ・車中泊・釣り道具の積み込みも自由。
  • 大荷物・大人数に強い:スキー板やベビーカー、大量の土産も車に積める。家族4〜5人ならコスパも良好。
  • 移動時間が休息・観光になる:夜行便で寝ている間に進む。大浴場やレストランを備えた船も多く、船旅そのものが旅の一部になります。
  • バイクのツーリングにも定番:ライダーに人気の渡道手段。

デメリット:所要時間・車両料金・便数の少なさ

  • 時間がかかる:首都圏〜苫小牧で約18時間、名古屋〜苫小牧は約40時間。速さでは飛行機に及びません。
  • 車両航送料金がかかる:人の運賃に加えて車の運賃が必要。1台あたり数万円規模になります。
  • 便数が少ない:航路によっては1日1〜数便。繁忙期は車載枠が先に埋まります。
  • 欠航リスク:荒天時は運休の可能性も。予備日を見ておくと安心です。

発着地別・主要航路ガイド

苫小牧港に停泊する大型フェリーの全景

ここからは航路ごとの詳細です。所要時間・便数・料金は各社公式で確認した内容ですが、運賃は時期区分(期間)や予約方法で変動するため、実際の予約時に最新の金額をご確認ください。

首都圏発:大洗〜苫小牧(商船三井さんふらわあ)

関東からの定番ルート。茨城県の大洗港から苫小牧港まで、商船三井さんふらわあが運航します。

  • 所要時間:夕方便が大洗発で約17時間45分(苫小牧発は約19時間15分)、深夜便が約18時間(公式時刻表より)
  • 便夕方便(大洗19:45発→苫小牧翌13:30着)と深夜便(大洗1:45発→苫小牧当日19:45着)の2便体制
  • 使用船:夕方便「さんふらわあ さっぽろ/ふらの」、深夜便は2025年就航の新造船「さんふらわあ かむい/ぴりか」
  • 旅客運賃(大人・最安のA期間):ツーリスト11,550円〜、コンフォート13,530円、スイート56,100円(夕方便の運賃表より)
  • 乗用車運賃(運転者1名のツーリスト運賃込み・夕方便):さんふらわあは車長区分なしの一律料金で、A期間38,500円/B期間44,000円/C・D期間49,500円/E期間55,000円(5m以上や特大車は別扱い。公式運賃表より)。深夜便(かむい/ぴりか)の運賃は新造船特設サイトに掲載のため、予約時に確認を

首都圏在住でLNG燃料の新造船に乗ってみたい人は、深夜便の「かむい/ぴりか」が狙い目です(かむいは2025年1月、ぴりかは2025年7月就航)。なお深夜便は車両甲板が船体上部にある構造上、到着後の車の下船開始まで1時間程度かかる場合があります。

中京・東北発:名古屋/仙台〜苫小牧(太平洋フェリー)

名古屋・仙台からは太平洋フェリー。「きそ」「いしかり」「きたかみ」の3隻が、名古屋〜仙台〜苫小牧を1本の航路で結びます。

  • 運航パターン:仙台〜苫小牧は毎日運航、名古屋発着は隔日運航(公式ダイヤより。年末〜3月頃は変則運航)
  • 所要時間の目安(発着時刻から算出):
  • 仙台〜苫小牧:約15時間(仙台19:40発→苫小牧翌11:00着)
  • 名古屋〜苫小牧:約40時間(名古屋19:00発→苫小牧翌々日11:00着、仙台に寄港)
  • 使用船:きそ/いしかり/きたかみ(「きたかみ」にはStarlink Wi-Fiを搭載)
  • 旅客運賃・車両航送料金:客室ランク(2等〜特等・スイート)、車の長さ、乗船時期(A/B/C期間)で細かく分かれます。最新の金額は太平洋フェリー公式サイトの運賃シミュレーション(区間を選んで検索する形式)で確認するのが確実です。なお、インターネット予約限定の早期割引「早得21」(乗船21日前までの予約・決済で客室最大30〜40%引き・車両10%引き。A期間中心)があり、条件が合えば大幅に安くなります

太平洋フェリーは船内設備の充実で知られ、名古屋発着の長い航海を「クルーズ」として楽しむ層にも人気です。

関西・北陸発:舞鶴/敦賀〜小樽・苫小牧東(新日本海フェリー)

関西・北陸からは新日本海フェリー。日本海側を北上し、小樽または苫小牧東に着きます。主な航路は次の4つです。

  • 舞鶴〜小樽:毎日運航(舞鶴23:50発→小樽翌20:45着=約20時間55分)
  • 敦賀〜苫小牧東:毎日運航(敦賀23:55発→苫小牧東翌20:30着=約20時間35分)
  • 新潟〜小樽:火〜日運航(新潟12:00発→小樽翌4:30着=約16時間30分)
  • 秋田〜苫小牧東:季節で運航日・時刻が変動(2026年9月30日までは火〜日、10月以降は火・木・土。秋田6:15発→苫小牧東16:45着=約10時間30分)

いずれも1日1便(1往復)日本海を縦断する舞鶴・敦賀発は約20〜21時間新潟発は約16時間30分秋田発は約10時間30分と、乗船港によって所要時間が大きく異なります(公式時刻表より。運航日・時刻は時期で変わるため予約時に要確認)。

  • 旅客運賃(大人・最安のA期間):ツーリストA12,000円〜(デラックスA 34,600円、スイート 80,000円)※舞鶴〜小樽・敦賀〜苫小牧東の場合。距離の短い新潟〜小樽はツーリストA 10,500円〜秋田〜苫小牧東は7,400円〜とさらに割安(公式運賃表より)
  • 乗用車運賃(5m未満・運転者1名のツーリストA運賃込み・A期間):舞鶴〜小樽・敦賀〜苫小牧東で37,500円(6m未満45,400円)、新潟〜小樽は29,500円〜、秋田〜苫小牧東は25,500円〜(6m未満31,000円)。繁忙期は期間B〜Dで段階的に上がり、旅客ツーリストAで見ると期間A12,000円→B13,500円→C20,000円→D20,500円(舞鶴〜小樽の例)と幅があります(公式運賃表より。期間区分の日付は公式で要確認)

関西発なら舞鶴・敦賀のどちらも選べます。到着港(小樽か苫小牧東か)で道内の初日行程が変わるので、目的地に近い港を選ぶのがコツです。

青森発:青森〜函館(津軽海峡フェリー/青函フェリー)

「東北まで自走して、あとは最短で渡りたい」なら青森〜函館。所要が短く、便数が多いのが強みです。運航は2社。

津軽海峡フェリー

  • 所要時間:片道約3時間40分
  • 便数1日6往復(公式サイトより)
  • 旅客運賃(大人・A期間〜C期間):スタンダード3,160〜4,150円、コンフォート4,250〜5,720円、スイート5,930〜8,130円
  • 車両運賃(6m未満・運転者1名の標準旅客運賃込み・A〜C期間)21,260〜28,600円(軽自動車は17,900〜23,770円)
  • 割引:インターネット予約で10%割引、往復割引(14日以内の復路が10%引き)など

青函フェリー

  • 旅客運賃(大人・2シーズン制):6〜9月3,200円/10〜5月2,700円
  • 車両運賃(運転者1名分の運賃込み・2シーズン制):4m未満17,200〜21,100円、5m未満19,100〜23,100円、6m未満20,700〜25,300円
  • 割引:往復割引(14日以内の復路10%引き)、学生割引20%引きなど
  • 所要時間・便数:片道約3時間50分1日8便(8往復)(公式時刻表より。夏期は特別ダイヤで増便あり)

料金重視なら青函フェリー、快適性や便数なら津軽海峡フェリー、という選び分けになります。函館到着後の市内移動は函館空港から函館市内への行き方の市電・バス情報も参考になります。

料金のしくみ|旅客運賃+車両航送

乗用車と料金・きっぷを連想させるイメージ、または車列

フェリーの料金体系は最初こそ戸惑いますが、しくみを押さえれば簡単です。

車の長さで変わる車両航送料金

車両航送料金は、車の全長で区分されます。「軽自動車」「5m未満」「6m未満」といった刻みが一般的で、長いほど高くなります。ミニバンやSUVは5m前後になりやすいので、車検証の全長を確認しておきましょう。

そして最重要ポイントが、車両航送料金には運転者1名分の旅客運賃(最安クラス=ツーリスト/スタンダード相当)が含まれること。たとえば大洗〜苫小牧の乗用車運賃(A期間)38,500円には、運転者1名のツーリスト運賃が込みです。「車+運転者1人=車両運賃だけ」と覚えておけば、見積もりが一気に楽になります。

客室グレード別の旅客運賃

同乗者がいる場合、その人数分の旅客運賃を客室グレードごとに加算します。運転者も、雑魚寝の最安クラスより上のグレードに泊まりたい場合は差額を追加するイメージです。

例(大洗〜苫小牧・A期間・大人2名+乗用車で個室コンフォート希望の概算):

項目 金額(目安)
乗用車運賃(運転者1名ツーリスト込み) 38,500円
同乗者1名 コンフォート 13,530円
運転者のグレードアップ差額(ツーリスト→コンフォート) +約1,980円(上位客室は差額で利用可)
合計の目安 約54,000円前後

※上記はしくみを説明するための概算です。実際の金額は予約画面でご確認ください。

早割・往復割引

各社ともお得なきっぷがあります(内容・割引率・設定期間は変動)。

  • インターネット予約割引:公式サイト予約で割引。商船三井さんふらわあは旅客・乗用車とも5%引き、津軽海峡フェリーは旅客・車両とも10%引き。
  • 早割(早期予約割引):会社ごとに扱いが異なります。太平洋フェリーは「早得21」(インターネット予約限定・乗船21日前までの予約決済で客室最大30〜40%引き・車両10%引き、A期間中心)を常設。商船三井さんふらわあは通年の早割はなく、時期限定キャンペーンとして「早春割」(例:旅客15%・乗用車5%引き、ネット予約限定)を実施することがあります。新日本海フェリーは早割の設定はなく、後述の往復・学生割引が中心です(各社公式)。
  • 往復割引:復路が割引。津軽海峡フェリー・青函フェリー・新日本海フェリーは復路運賃10%引き(新日本海は「往復・回遊割引」)。
  • 注意:多くの会社で割引の併用は不可。最も得な1つを選びます。

客室グレードの選び方

フェリーの個室客室(ベッド・窓のある船室内)

長距離フェリーの客室は、雑魚寝の相部屋から豪華な個室スイートまで幅広く揃っています。

雑魚寝〜個室〜スイートの違い

会社ごとに名称は異なりますが、おおむね次の階層です。

グレード帯 特徴 こんな人に
ツーリスト/スタンダード(最安) カーペットや2段ベッドの相部屋。カーテンで仕切るタイプも とにかく安く。短距離の青函航路なら十分
コンフォート/プライベートベッド 半個室・カプセル型。プライバシー確保 一人旅・仮眠重視
デラックス/個室 2〜4名の個室。シャワー・トイレ付きも カップル・家族
スイート 最上級の個室。展望・専用設備 記念旅行・船旅を満喫したい

短時間の青森〜函館(約3時間40分)なら最安クラスで十分ですが、十数時間〜数十時間かける長距離航路では、少し上の個室を選ぶと疲労感がまるで違います。

家族・カップル・一人旅別のおすすめ

  • 家族:2〜4名の個室(デラックス)が快適。子どもが横になれるスペースがあると安心。
  • カップル:プライバシーのある個室・スイート。展望の良い部屋なら船旅が思い出に。
  • 一人旅・ライダー:コンフォート等の半個室でコスパと快適性のバランスを。相部屋の最安クラスでも、大浴場でリフレッシュできます。

予約〜乗船〜下船の流れ

フェリーターミナルの乗船待機・受付カウンターの様子

初めてでも迷わないよう、予約から下船までの流れを順に見ていきます。

予約方法とタイミング(繁忙期は車載枠が先に埋まる)

  • 予約方法:各社公式サイトのオンライン予約が便利(割引も適用されやすい)。電話予約センターも利用可。
  • 予約開始:会社により異なり、おおむね乗船日の2〜3か月前から。商船三井さんふらわあは乗船3か月前から、太平洋フェリーは乗船2か月前の午前9時から受付開始です(各社公式)。人気便は開始直後から動きます。
  • 繁忙期は要注意:お盆・GW・夏休みは車を載せる枠(車両甲板)が先に満車になります。「席は取れても車が載せられない」を避けるため、日程が決まったら早めに車両込みで予約を。

乗船当日の受付・車の積み込み

  1. ターミナルで乗船手続き:出港の60〜90分前までにフェリーターミナルへ。多くの会社が通常期は出港60分前まで、GW・夏休み・年末年始などの繁忙期は90分前まで(車両は特に早め)を目安としています(各社公式)。車両は指定の待機レーンに並びます。
  2. 車両甲板へ乗り込み:誘導員の指示に従って自走で船内へ。ギアやサイドブレーキの指示に従います。
  3. 貴重品・船内で使う荷物を持って客室へ:航海中は原則、車両甲板に戻れません。必要なものは客室へ。

船内設備(大浴場・レストラン・Wi-Fi)

長距離フェリーの醍醐味が船内設備。会社・船によって差があります。

  • 大浴場:太平洋フェリー・新日本海フェリー・さんふらわあの主要な長距離船には、海を見ながら入れる展望大浴場があります(さんふらわあ「さっぽろ/ふらの」はサウナも併設)。太平洋フェリーの展望大浴場は入港30分前まで利用可能(営業時間は船・便で異なるため船内案内で確認を)。
  • レストラン/売店:バイキングやレストランを備える船が多数。深夜便・短距離便は自販機主体のことも。
  • Wi-Fi:船によって提供状況が異なります(太平洋フェリー「きたかみ」はStarlink搭載、津軽海峡フェリー・青函フェリーは無料Wi-Fiあり)。沖合では電波が届きにくい区間もあります。
  • ペット:ペット同伴に対応する船が増えています。さんふらわあ「さっぽろ/ふらの」は愛犬と同室で泊まれる「ウィズペットルーム」やドッグランを完備。太平洋フェリーも有料ペットルームに加え、同室で過ごせる「スーペリアウィズペット」やドッグラン(利用は乗船時〜22:30、8:00〜下船まで)を用意しています。頭数・犬種・料金などの条件は船ごとに異なるため、必ず各社公式で事前確認を。

下船後、道内へどう動くか

到着港ごとに、その先の動き方が変わります。

道内の周遊プランは北海道2泊3日モデルコースで王道ルートをチェックできます。

こう選べばOK|出発地・目的別の航路選択

日本地図と航路を連想させるイメージ、または船上デッキからの海

迷ったら、次の基準で選べばほぼ間違いありません。

  • 関東在住 → 大洗〜苫小牧(商船三井さんふらわあ)。約18時間で道央へ。
  • 名古屋・中京 → 名古屋〜苫小牧(太平洋フェリー)。長い航海を船内で満喫。
  • 仙台・東北南部 → 仙台〜苫小牧(太平洋フェリー)。毎日運航で使いやすい。
  • 関西・北陸 → 舞鶴/敦賀〜小樽・苫小牧東(新日本海フェリー)。到着港は目的地に近い方を。
  • とにかく短時間・安く(東北まで自走できる)→ 青森〜函館(津軽海峡フェリー/青函フェリー)。約3時間40分。
  • 車を持ち込まない → フェリーより飛行機+レンタカーが現実的。レンタカーの選び方は北海道レンタカー比較へ。

よくある質問(FAQ)

函館港または津軽海峡を渡るフェリーの風景

Q. 車なしでもフェリーで行ける?
はい、旅客のみの乗船も可能です。ただし車を持ち込まないなら、時間コストを考えると飛行機+現地レンタカーのほうが効率的なことも多いです。「船旅そのものを楽しみたい」なら徒歩乗船もおすすめです。

Q. 一番安く車ごと渡るには?
本州最北の青森まで自走し、青森〜函館の短距離フェリー(青函フェリー等)を使うのが、フェリー区間の運賃としては最安クラスです。青函フェリーの車両運賃(5m未満・運転者込み)はオフシーズンで19,100円〜。ただし青森までの高速代・燃料・時間も含めた総額で比較しましょう。長距離航路も早割・インターネット割引を使えば割安になります。

Q. 予約はいつすべき?お盆は?
お盆・GW・夏休みは車両枠が最優先で埋まります。これらの時期に車で渡るなら、予約開始と同時(会社により乗船の2〜3か月前が目安)に押さえるのが安全です。旅客だけなら比較的直前でも取れますが、割引は早いほど有利です。

Q. 青森からなら短時間で渡れる?
はい。青森〜函館は片道約3時間40分(津軽海峡フェリー、1日6往復)と、長距離航路に比べて格段に短時間です。本州を北上できる旅程なら、渡道のハードルがぐっと下がります。

Q. バイクでも乗れる?
乗れます。各社とも二輪車専用の運賃区分(多くは排気量や車長で細分)があり、乗用車より割安で、ライダーに人気の渡道手段です。太平洋フェリーの「早得21」など二輪車が割引対象になるきっぷもあります。金額は排気量区分・時期で変わるため、各社公式の二輪車運賃で確認してください。

まとめ

小樽運河やフェリーから望む北海道の景色(旅の始まりを想起)

本州から北海道へ車ごと渡る長距離フェリーは、「あなたの出発地」で航路がほぼ決まります。

  • 関東 → 大洗〜苫小牧(さんふらわあ・約18時間)
  • 中京・東北 → 名古屋/仙台〜苫小牧(太平洋フェリー)
  • 関西・北陸 → 舞鶴/敦賀〜小樽・苫小牧東(新日本海フェリー)
  • 青森 → 青森〜函館(津軽海峡/青函フェリー・約3時間40分・最安クラス)

料金は「車両航送料金(運転者1名込み)+同乗者の旅客運賃」の二本立て。繁忙期は車載枠が先に埋まるため、日程が決まったら早めの予約が鉄則です。愛車で走る北海道は、レンタカーでは味わえない自由度が魅力。到着したら、北海道2泊3日モデルコースを参考に、道内の周遊プランを組み立てましょう。

下船後の宿は、到着港・到着時刻に合わせて早めに確保しておくと安心です。フェリーの到着は夕方〜夜が多いため、港からアクセスしやすい立地の宿を押さえておくと、初日をスムーズにスタートできます。

苫小牧・小樽・函館いずれの港も、到着後すぐにチェックインできる駅近・港近の宿が便利です。フェリーの到着時刻に合わせて、遅めのチェックインに対応した宿を選んでおきましょう。

画像クレジット

本文の写真は Wikimedia Commons の再利用可能ライセンス画像です(CC BY / CC BY-SA、いずれも商用利用可)。

  • さんふらわあ さっぽろ(苫小牧港): © Olegushka / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
  • さんふらわあ さっぽろ 車両乗船: © Totti / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
  • 太平洋フェリー「いしかり」車両甲板: © Asacyan / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)
  • 太平洋フェリー「きたかみ」: © 中竹たけし / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
  • 津軽海峡フェリー 乗船ゲート: © inunami / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
  • 太平洋フェリー「いしかり」特等洋室: © Qqz65bb59 / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
  • 苫小牧フェリーターミナル: © hequilizm / CC BY 3.0(Wikimedia Commons)
  • デッキから望む海(函館接近): © inunami / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
  • 津軽海峡フェリーの船体: © Masashi Yanagiya / CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)
  • 小樽運河: © Tan Wei Liang Byorn / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
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