北海道東部・オホーツク海に面する網走。冬には海を埋め尽くす流氷、夏には果てしなく広がるオホーツクブルー、秋には真紅のサンゴ草。四季折々に劇的に表情を変える雄大な自然と、開拓時代から続く歴史が織りなす、道東を代表する観光地です。
この記事では、網走観光の基本情報・アクセス・絶景スポット・屋内施設・季節の楽しみ方まで、旅行計画に必要な情報をまるごと1記事にまとめました。
この記事はこんな人向け
- 網走を初めて訪れる人
- 流氷を見に行きたい人
- 女満別空港から道東旅行を計画している人
- 季節ごとの見どころと服装を知りたい人
オホーツクの街・網走ってどんなところ?

画像: Muramasa / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
網走市は北海道の「道東」エリアに位置し、オホーツク海に面した街です。その魅力は3つの側面に集約されます。
- 流氷が訪れる雄大な自然: 冬にはオホーツク海を白く埋め尽くす流氷が到来。この豊かな自然が、多くの野生動物の命を育んでいます
- 開拓の歴史: かつて日本最北の刑務所が置かれ、囚人たちの労働で切り拓かれた歴史。「博物館 網走監獄」で今に伝えられています
- オホーツクの恵み: 新鮮な海の幸と独自の食文化が旅の大きな楽しみです
網走へのアクセス完全ガイド
網走観光の玄関口は「女満別空港(めまんべつ空港)」です。
- 飛行機: 東京(羽田)からJAL・ANA・AIRDOの直行便、札幌(新千歳・丘珠)からの道内便があります(2026年10月時点のダイヤ)。空港から網走市内へは網走バスの連絡バス(網走駅前まで約26分、網走バスターミナルまで約35分・運賃1,050円)またはタクシーで移動
- JR: 札幌からは特急「オホーツク」(全車指定席)で網走駅まで乗り換えなし・所要約5時間20分(1日2往復)。旭川からは特急料金不要の特別快速「大雪」も運行
- 都市間バス: 札幌から予約制の「ドリーミントオホーツク号」(網走市内まで1日6往復)、新千歳空港から予約制の「千歳オホーツクエクスプレス」が運行
- レンタカー: 道東エリアの周遊にはレンタカーが便利
女満別空港からの詳しいアクセスは「女満別空港アクセスガイド」もご覧ください。

画像: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
冬の主役!流氷観光砕氷船「おーろら」
網走の冬のハイライト、オホーツク海を埋め尽くす流氷。この神秘的な絶景を間近で体感できるのが、流氷観光砕氷船「おーろら」です。
迫力の流氷クルージング

画像: Lkj12344321 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
分厚い氷を「バリバリ」と音を立てて砕きながら進む迫力は圧巻。視界いっぱいに広がる白い大氷原は、厳冬のオホーツク海でしか味わえない忘れられない体験です。
運が良ければ、流氷の上でくつろぐアザラシや、オオワシ・オジロワシといった希少な野生動物に出会えることも。
乗船前に知っておきたいポイント
- 流氷の見頃: 気象庁の平年値では、網走で流氷が岸に着く流氷接岸初日は2月4日(沖に見え始める流氷初日は1月22日)。岸から流氷を見るなら2月上旬以降が基準です(平年値で決める流氷の日程)
- 予約: 流氷シーズンは大変混むため事前予約を強く推奨
- 服装: デッキは想像以上の寒さ。厚手のダウン、帽子、手袋、マフラー、滑りにくい冬靴は必須
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運航期間 | 1月20日〜3月31日 |
| 料金(税込) | 大型船おーろら 沖合航路(流氷あり)1〜3月:おとな7,000円・小学生3,500円(特別席+500円)/小型船おーろら3 沖合航路(流氷あり):おとな9,800円・小学生4,900円。幼児無料。 ※2026年9月22日に公式サイトで確認 |
| 公式サイト | 流氷観光砕氷船おーろら |

画像: 221.20 / パブリックドメイン / Wikimedia Commons
四季の絶景スポット
流氷だけではない、網走の自然は四季を通じて圧巻の絶景を見せてくれます。
能取岬(のとろみさき)
オホーツク海に突き出す網走を代表する景勝地。断崖に立つ白と黒のストライプ模様の灯台と、どこまでも広がる「オホーツクブルー」のコントラストは絶景です。夏の晴れた日がおすすめ。

画像: 切干大根 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
能取湖サンゴ草群落地

画像: melvil / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
秋の網走で必見。日本最大級のサンゴ草(アッケシソウ)群落地で、9月中旬〜下旬に湖畔一帯が燃えるような真紅に染まります。自然が描く鮮やかなアートは一見の価値ありです。
濤沸湖(とうふつこ)
ラムサール条約に登録された湿地。冬にはオオハクチョウが飛来し、優雅な姿を見せてくれます。バードウォッチングにも最適。

画像: 江戸村のとくぞう / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
大曲湖畔園地のひまわり畑
夏には広大な敷地に咲き誇るひまわりが圧巻。網走湖畔の爽やかな風を感じながらの散策がおすすめです。
天候を問わず楽しめる!必見の屋内施設
雨の日や冬の厳しい寒さの日にも楽しめる、網走の人気屋内施設をご紹介します。
博物館 網走監獄

画像: 663highland / CC BY 2.5 / Wikimedia Commons
網走刑務所の旧建造物を移築・復原して保存・公開する野外歴史博物館。北海道開拓の厳しい歴史と、囚人たちの過酷な労働の物語に触れられます。「五翼放射状房」と呼ばれる独特の構造を持つ重要文化財「舎房及び中央見張所」は必見です(2025年6月から第3・第4舎房は保存修理工事のため立入不可、第1・第2・第5舎房は見学可)。館内の監獄食堂では、現在の網走刑務所の食事を再現した「監獄食」も体験できます(提供11:00〜15:00)。開館は9:00〜17:00(入館受付16:00まで)、入館料は大人1,500円・高校生1,000円・小中学生750円です(2026年10月8日に公式サイトで確認)。
オホーツク流氷館
本物の流氷に触れられる「流氷体感テラス」でマイナス15℃の世界を一年中体験可能。「流氷の天使」クリオネの展示も人気です。天都山の山頂にあり、展望テラスからはオホーツク海や網走湖、知床連山まで見渡せる360°のパノラマが広がります。開館時間は5〜10月が8:30〜18:00、11〜4月が9:00〜16:30(最終入館は閉館30分前・定休日なし)、入館料は大人990円・高校生880円・小中学生770円です(天都山展望台は無料。2026年10月8日に公式サイトで確認)。

画像: 221.20 / パブリックドメイン / Wikimedia Commons
季節別の服装アドバイス
網走は四季が非常に明確。季節に合った服装で快適に観光を楽しみましょう。
| 季節 | 気温の目安 | 服装のポイント |
|---|---|---|
| 冬(11月〜3月) | -10℃〜5℃前後(1・2月は日中も氷点下) | 厚手ダウン、防水ズボン、耳まで隠れる帽子、手袋、マフラー、滑りにくい冬靴 |
| 春(4月〜5月) | 0℃〜15℃ | フリースや薄手コート、防水靴。朝晩は冷える |
| 夏(6月〜8月) | 10℃〜23℃前後 | 半袖+長袖の羽織り。朝晩や海沿いは涼しい |
| 秋(9月〜10月) | 7℃〜21℃前後 | 長袖+ジャケット。朝晩は軽めのコートが安心 |
気温の目安は気象庁の網走の平年値(1991〜2020年)の日最低気温〜日最高気温をもとにしています。
まとめ:流氷と四季の絶景、網走の旅へ
冬の流氷クルーズ、夏の能取岬、秋の真紅のサンゴ草、そして開拓の歴史を伝える網走監獄。網走には四季折々にドラマチックな体験が待っています。
網走観光のポイントをおさらいしましょう。
- アクセス: 女満別空港から連絡バスまたはレンタカーで
- 冬の目玉: 流氷観光砕氷船「おーろら」(運航期間 1月20日〜3月31日)
- 絶景スポット: 能取岬、能取湖サンゴ草(9月)、濤沸湖
- 必見施設: 博物館 網走監獄、オホーツク流氷館
具体的な回り方は「網走観光モデルコース」、お土産情報は「網走お土産ガイド」もぜひご覧ください。
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