【2027年版】知床の流氷ウォークはどこで予約?4社の期間・条件・予約開始日

雪の丘の上から見下ろした知床半島の海岸。青い海面に白い流氷が点々と広がり、奥に雪をかぶった知床連山が連なる アクティビティ
オホーツク海を南下してきた流氷。どこまで来ているかは海氷情報センターの分布図で確認できる。

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知床・ウトロの流氷ウォークは、ドライスーツを着て流氷の上を歩き、氷の割れ目から海に浮かぶ体験です。調べ始めると主催者がいくつもあって、期間も時間も参加条件もそれぞれ違うことに気づきます。しかも予約の受付開始日は会社ごとにばらばらで、まだ発表していない会社もあります。

この記事では、公式サイトで期間・料金・参加条件を確認できた4社(SHINRA・ピッキオ知床・知床ネイチャーオフィス・知床アルパ)を横に並べ、「どこで予約するか」「いつ予約するか」「どこに泊まるか」の3つを決められるようにまとめます。

※各社の情報は、2026年9月30日に各社の公式サイトで確認した内容です。2027年シーズンの内容が未発表の会社は、その旨を書いたうえで前シーズンの内容を「2026年は」と明記しています。料金は各社公式サイトの表示額で、比較のためのもので安さの順位付けではありません。

結論:4社の早見表と、予約の順番

雪の丘の上から見下ろした知床半島の海岸。青い海面に白い流氷が点々と広がり、奥に雪をかぶった知床連山が連なる
知床半島の海岸に広がる流氷と、雪をかぶった知床連山(2019年3月撮影)。
Photo: kkawamura / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

先に結論です。

  • 朝6:30の回に参加したい、または1日に何度も選べる時間帯がほしいならSHINRA。ただし2027年シーズンの内容と予約開始日は未発表です(前シーズンの予約開始は11月上旬でした)
  • 2027年の開催日をすでに公表しているのはピッキオ知床。ウトロ地区の宿泊者はロビーまでお迎えがあります(SHINRA・知床ネイチャーオフィスもウトロ地区内は送迎あり)
  • スノーシューやワシの観察もまとめて1日で回りたいなら知床ネイチャーオフィスの1日コース。流氷ウォークはそのうちの約90分です
  • 3月に行くなら知床アルパの流氷カヤック&ウォークも候補です。2027年の予約サイトオープンは2027年1月10日と公式に出ています
  • どの会社も早い時間帯の回はウトロ泊が前提になります。ツアーより先に、ウトロの宿を押さえておくのが安全です
主催 期間 時間 料金(公式表示) 主な参加条件 予約開始
SHINRA
「流氷ウォーク®」
2026年は2月1日〜3月31日 6:30(3/15まで)・9:30・13:00・15:30
約1.5時間
2026年は8,000円(2/1〜3/10)・7,500円(3/11〜)
小学生以上・税込
小学生以上・74歳以下/身長130〜190cm・体重110kg以下 2027年分は未発表
(前シーズンは11月3日10:00〜)
ピッキオ知床
「流氷ウォーキング360°」
2027年2月5日〜3月31日 9:00〜11:00・15:00〜17:00 7,000円〜(参加日により異なる)
大人・子ども同一料金
小学生以上・70歳以下/身長130〜190cm・体重110kgまで 開始日の告知なし
(Webは前日21:00まで)
知床ネイチャーオフィス
「冬の知床自然体験1日コース」
2月1日〜3月15日 9:00〜17:00頃
(流氷ウォークは13:00〜14:30の目安)
15,000円(小学生以上・昼食代別)
税込
小学生以上・70歳以下/男性140〜180cm・80kg以下、女性140〜170cm・70kg以下/靴28cm以下 Web予約フォームは「準備中」表示
知床アルパ
「流氷カヤック&ウォーク®」
3月1日〜3月21日 集合8:15・12:15
約2時間
14,000円(子ども同料金)
税込
12〜66歳/身長150〜185cm・体重40〜85kg・足23〜29cm 2027年1月10日予約サイトオープン

※2026年9月30日に各社公式サイトで確認。ピッキオ知床の料金ページには税込・税別の記載がありません。知床ネイチャーオフィスと知床アルパの期間は公式ページに年の記載がないため、月日のみを載せています。

早朝や午前の回に参加するなら、前泊はウトロ温泉が基本になります(理由は後半で説明します)。

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選び方の基準:時間帯・体格条件・組み合わせ

雪をかぶった流氷が水平線まで続く海の上を、3人が歩いている
流氷の上を歩く人たち(網走・2012年3月撮影/ツアーの様子ではありません)。流氷に自己判断で乗るのは危険です。流氷ウォークはドライスーツを着て、各社のガイド付きツアーで参加します。
Photo: 221.20 / パブリックドメイン / Wikimedia Commons

4社とも「ドライスーツで流氷の上を歩く」点は共通です。違いが出るのは次の3つです。

  • 時間帯:選択肢が多いのはSHINRA(2026年は1日4回)。到着日の午後と翌朝のどちらでも参加できる会社を選んでおくと、天候で中止になったときに振り替えやすくなります
  • 身長・体重・年齢:予約時に全員の身長・体重を入力します。家族なら、いちばん小柄な人と大柄な人の両方が条件に入るかを先に確かめてください。SHINRAは前シーズン(2026年1月20日以降のツアー分)の予約案内(PDF)で、身長が規定に足りない場合はグループ全員を当日100%のキャンセル料で取り消すと明記していました
  • 組み合わせ:単体ならSHINRAかピッキオ知床、スノーシューやワシの観察もまとめるなら知床ネイチャーオフィス、流氷の間を「漕ぐ」体験もしたいなら知床アルパです

4社の補足(公式情報)

SHINRA:2027年の内容は未発表

積み重なった流氷の断面。雪の下の氷が青緑色に透けて見える
流氷の断面(網走・2013年2月撮影)。
Photo: pakku / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

公式サイトでは「流氷ウォーク®」と®付きで表記されています。早見表の内容は2026年のもので、冬ツアー一覧には「メニュー内容は昨シーズンのものです。来シーズンの取り扱いの有無や販売開始時期は未定です」とあります(2026年9月30日確認)。集合は道の駅うとろ・シリエトクで、ウトロ地域内は送迎があります。ツアー代金は傷害保険料とドライスーツのレンタル料込みの税込額です。2026年は流氷ウォークとスノーシューのセットプランもありました。

出典:SHINRA 流氷ウォーク®/冬のツアー一覧

ピッキオ知床:2027年の開催日を公表済み

岸から沖まで板状の流氷がびっしりと敷き詰められた曇り空の海。遠くに網走の街並みがかすむ
岸を埋めた流氷(網走・2012年3月撮影)。
Photo: 221.20 / パブリックドメイン / Wikimedia Commons

4社のうち2027年の開催日を公表しているのはここだけでした。定員は各回9名/ガイド。ウトロ地区内の宿泊者は宿泊施設のロビーへお迎えがあり、それ以外は道の駅うとろ・シリエトク集合です。子どもだけの参加はできません。流氷がなく催行できない日は、フレペの滝のスノーシューツアーに割安で振り替えられると公式に書かれています。

出典:ピッキオ知床 流氷ウォーキング360°/よくあるご質問

知床ネイチャーオフィス:1日で冬の知床を回る

流氷の上にとまるオオワシとオジロワシ。奥の氷原にも多数のワシが点在している
流氷にとまるオオワシとオジロワシ(知床・2023年2月撮影)。
Photo: koichi_hayakawa / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

フレペの滝のスノーシュー散策(約2km)、流氷ウォーク(約1km)、冬の動物ウォッチングを1日で回るコースです。流氷ウォークは公式の表記では「地元の漁師MEPS」が案内します。ウトロ市街地の宿泊者は宿へ送迎、支払いは現金のみです。Web予約は希望日の5日前までで、2026年9月30日時点ではWeb予約フォームが「準備中」と表示されていました。

出典:冬の知床自然体験1日コース/ご予約にあたって

知床アルパ:3月限定、カヤックが出せる確率は約75%

青い海面に大小の流氷が浮かび、奥には積み重なった氷原が広がっている
流氷の間に海面がのぞく冬の海(網走・2013年2月撮影)。
Photo: pakku / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

2人乗りのカヤックで流氷の間を漕ぎ、大きな流氷に上陸して歩くプランです。公式サイトには「近年の気候変動から、流氷カヤックができる可能性は75%ほど」とあり、カヤックを出せない日は流氷ウォークのみ(8,000円)になります。集合は斜里バスウトロターミナル1Fで送迎はありません。1回あたりの催行人数は1〜3名です。同社には「流氷SUP&ウォーク®」(2月10日〜3月20日・10〜66歳・14,000円)もあります。

出典:知床アルパ 流氷カヤック&ウォーク®/流氷SUP&ウォーク®

予約はいつから?逆算カレンダー

流氷が浮かぶ根室海峡の向こうに、雪をかぶった知床連山が横一列に連なる
根室海峡の流氷越しに見た冬の知床連山(野付半島から・2013年2月撮影)。
Photo: Highten31 / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

2026年9月30日時点で、4社の予約受付の状況は次のとおりです。

時期 やること 根拠
今すぐ〜10月 日程を決め、航空券とウトロの宿を先に押さえる ツアーは早朝・午前の回ほど宿の場所に左右されるため
10月下旬〜11月上旬 SHINRAの予約開始告知を確認する 前シーズンは国内居住者向けの受付が11月3日10:00開始(2026年1月20日以降のツアー分)。2027年分は未発表
随時 ピッキオ知床の予約ページで受付状況を確認する 2027年の開催日は公表済み。受付開始日の告知は公式ページになし
2027年1月10日 知床アルパの予約サイトオープン 公式に明記
参加日の5日前まで 知床ネイチャーオフィスのWeb予約の締切 それ以降は電話受付
参加日の前日 ピッキオ知床のWeb予約の締切(21:00) 当日も空きがあれば受けられる場合あり

SHINRAの前シーズンの案内には「昨シーズンは多くのご予約をいただき、アクセスが集中してしまいました」とあり、そのため国内居住者と海外居住者で受付開始日を分けたと説明しています。受付開始日が決まっている会社は、開始日当日に予約するつもりで準備しておくのが確実です。予約時には参加者全員の身長・体重が必要なので、先に控えておきましょう。

早朝の回に乗るならウトロ泊が前提になる

雪に覆われた冬のウトロの漁港。岸壁に雪が積もり、海面には薄い氷が浮かんでいる
冬のウトロ(ウトロ東の漁港付近・2007年2月撮影)。
Photo: jkyZjdjNjN / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

流氷ウォークの集合場所はどの会社もウトロ地区(道の駅うとろ・シリエトク、斜里バスウトロターミナル、または宿泊先)です。問題は、冬のウトロへの公共交通が少ないことです。

  • 斜里バスの知床線の冬ダイヤ(2025年11月1日〜2026年4月27日)では、斜里バスターミナル発の始発は9:30で、道の駅うとろ着は10:17でした
  • 女満別空港からの直通バス「知床エアポートライナー」の冬ダイヤ(2026年1月17日〜3月8日)は、空港発9:35→ウトロ温泉バスターミナル着11:48、空港発13:30→同15:46の2便でした

出典:斜里バス 知床線 冬ダイヤ(PDF・前シーズン)/知床エアポートライナー(PDF・前シーズン)

このダイヤだと、斜里や網走に泊まって路線バスで向かう場合、SHINRAの6:30・9:30の回やピッキオ知床の9:00の回には間に合いません。午前の回に参加するなら前日からウトロに泊まるのが前提になります。逆に、空港から直行する日は午後の回を選ぶことになります。2026-27年冬のダイヤは、2026年9月30日時点で斜里バスの公式サイトにまだ掲載されていません。SHINRAもツアーのご案内で「基本的には午前中のツアーはウトロ宿泊でないとご参加いただけません(イーグルライナーを除く)」としています。

SHINRA・ピッキオ知床・知床ネイチャーオフィスはウトロ地区の宿へ送迎があり(知床ネイチャーオフィスは1日コースの場合)、知床アルパは送迎なしですが、ウトロのほとんどのホテルが斜里バスウトロターミナルへの送迎を実施していると案内しています(利用可否は各宿に確認が必要)。宿の場所と送迎の有無は、ツアーの選び方に直結します。

空港から知床までの移動手段(バス・レンタカー・タクシー)の比較は女満別空港から知床・網走・北見への行き方にまとめています。

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流氷が来ない日・中止になった日はどうなるか

まばらに流氷が浮かぶ海の向こうに、夕方の光を受けた雪山がかすんで見える
まばらに流氷が浮かぶ冬の海(網走・2013年2月撮影)。
Photo: pakku / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

流氷ウォークは流氷の接岸が前提なので、日によっては条件付きの催行や中止になります。各社の公式の扱いは次のとおりです。

  • SHINRA:流氷の接岸状況や動き、天候によって「沿岸近く」限定などの条件付き催行や中止になる場合がある
  • ピッキオ知床:催行できない場合はスノーシューツアーに割安で参加できる。公式FAQでは、例年3月中旬〜下旬は強い南風と気温の上昇で流氷が催行基準に満たなくなる場合があるとしている
  • 知床ネイチャーオフィス:中止のときは散策プログラムに変更。催行が難しくなれば期間前でも流氷ウォークを終了する
  • 知床アルパ:カヤックが出せない日は流氷ウォークのみ(8,000円)

いつ行けば流氷がある可能性が高いかは、気象庁の平年値が目安になります。網走の流氷接岸初日の平年値は2月4日です(統計期間1991〜2020年。出典:気象庁 北海道沿岸の海氷観測の平年値)。ただし、気象庁が平年値を公表している北海道沿岸の観測地点は稚内・北見枝幸・雄武・紋別・網走・根室・釧路で、ウトロは含まれていません。ウトロの状況は網走の値を参考にしつつ、直前は各社の公式SNSや流氷情報で確認するのが確実です。知床ネイチャーオフィスは公式サイトで流氷最新情報を出しています。

流氷が岸に着く時期と、過去にもっとも遅かった年の記録は流氷はいつ見られる?気象庁の平年値で決める網走・紋別の日程で詳しく解説しています。網走の砕氷船と組み合わせる場合も、こちらが参考になります。

予約が取れないときの代わりの手

雪に囲まれたオシンコシンの滝。手前に「知床八景 オシンコシンの滝」と書かれた木の看板がある
冬のオシンコシンの滝(斜里町・2016年2月撮影)。ウトロ温泉の手前、国道334号沿いにある。
Photo: ながいの / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • 時間帯を変える:SHINRAは2026年、1日4回の枠がありました。空き状況は回ごとに別なので、満席のときは別の時間帯の空きも確認しましょう(早朝の回にはウトロ泊が必要)
  • ほかの会社に切り替える:参加条件(年齢・身長・体重)が会社によって違うので、先に全員の条件が合う会社を絞っておくと切り替えが早くなります
  • セットプランや1日コースを見る:空き状況はプランごとに別なので、単体の回が満席ならセットプランや1日コースの空きも確認しましょう
  • キャンセル待ちを相談する:ピッキオ知床は、ツアーによってはキャンセル待ちを受けていると公式FAQに書いています(電話で相談)
  • 日程を2泊にする:天候による中止に備える意味でも、ウトロ2泊で2日分のチャンスを持っておくと安心です

予約前のよくある質問

Q. 流氷ウォークは何月から何月までですか?

A. 会社により違います。ピッキオ知床は2027年2月5日〜3月31日と公表済みです。SHINRAは2026年が2月1日〜3月31日で、2027年分は未発表です(2026年9月30日確認)。どの会社も流氷の状況で中止や条件付き催行があります。

Q. 予約はいつから始まりますか?

A. 開始日を公表しているのは知床アルパ(2027年1月10日)だけです(2026年9月30日確認)。SHINRAの前シーズンの国内受付は11月3日10:00開始でした。

Q. 子どもは参加できますか?

A. SHINRA・ピッキオ知床・知床ネイチャーオフィスは小学生以上、知床アルパのカヤックは12歳からです。身長・体重の条件も満たす必要があります。

Q. 服装は何を用意すればいいですか?

A. ドライスーツ(靴一体型)は各社が用意します。下に着る保温性のある服と長ズボン、長めの靴下、ニット帽を用意するのが基本です。フード付きの服や厚手のタートルネックを避ける(ピッキオ知床・知床アルパ)、時計やアクセサリーを外す(ピッキオ知床・知床ネイチャーオフィス)など細かな指定は会社ごとに違うので、予約した会社の服装の案内で確認してください。

まとめ:今日やること

夕暮れのオホーツク海沿岸に打ち上げられた流氷。岸辺に大小の氷塊が並び、水平線まで氷が続いている
夕暮れのオホーツク海沿岸に寄せた流氷(2019年2月撮影)。
Photo: kkawamura / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
  1. 参加者全員の身長・体重・年齢を確認し、条件に合う会社を絞る
  2. 午前の回に参加するならウトロ泊で宿を先に押さえる。空港から直行する日は午後の回にする
  3. 11月上旬にSHINRAの告知、2027年1月10日に知床アルパの予約開始をカレンダーに入れる
  4. 流氷の時期は網走の平年値(接岸初日2月4日)を目安に、中止に備えてウトロ2泊を検討する

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