【2026年版】富良野ラベンダーの見頃はいつ?ファーム富田の品種別開花カレンダー

富良野・ファーム富田のラベンダー畑 観光ガイド

富良野のラベンダーの見頃は、例年7月上旬から7月下旬です。ただし「富良野のラベンダー」とひとくくりにはできません。品種によって色づく順番が2〜3週間ずれ、同じファーム富田の中でも畑ごとに見ごろが10日以上違います。行く日が決まっているなら、まず「どの品種・どの畑が、その時期にピークを迎えるか」から逆算するのが確実です。

富良野ラベンダーの花穂クローズアップ

結論を先に3行でまとめます。

  • いちばん確率が高いのは7月中旬。富良野市内でもっとも作付面積が広い「おかむらさき」の最盛期がこの時期です(ふらの観光協会)。
  • 7月上旬なら早咲き。「濃紫早咲(のうしはやざき)」「こいむらさき(濃紫3号)」は6月中旬〜下旬から色づき始めます。
  • 7月下旬〜8月上旬なら遅咲きのラバンジン。この品種だけは8月に入っても見ごろが続きます。

そのうえで、いちばん大事な注意点です。「今どのくらい咲いているか」は、この記事では分かりません。ラベンダーの開花は気温と雨に強く左右され、同じ7月14日でも年によって満開だったり六分咲きだったりします。本記事がまとめているのはあくまで例年の傾向で、当日の咲き具合は各園・各自治体が公開している開花情報で確認してください。確認先は次の章にまとめました。

なお本記事は2026年8月4日時点の情報で更新しています。上富良野町・日の出公園の観測株は2026年8月3日の更新で開花指数0%となり刈り取りが始まったと発表されており、2026年シーズンのラベンダーはすでに終盤を過ぎています。

富良野ラベンダーの見頃カレンダー|品種で2〜3週間ずれる

富良野で栽培されているラベンダーは1種類ではありません。ファーム富田だけでも4品種、上富良野・中富良野を合わせるとさらに増えます。それぞれの開花時期を並べると、「富良野のラベンダーは7月」という言い方がいかに大雑把かが分かります。

品種 咲く順番 開花時期の目安 見ごろの中心 主に見られる場所・特徴
こいむらさき(濃紫3号) 極早咲き 6月中旬〜7月下旬 7月上旬〜中旬 日の出公園の観測品種。つぼみのうちから紫が濃く、開花直前が美しい
濃紫早咲(のうしはやざき) 早咲き 6月中旬〜7月中旬 7月上旬 ファーム富田で最初に色づく品種。倖の畑・トラディショナルラベンダー畑ほか
ようてい 中咲き 7月上旬〜7月下旬 7月中旬 ファーム富田の倖の畑・森の彩りの畑
おかむらさき 中手咲き 7月上旬〜7月下旬 7月中旬 香料成分が多く品質が良いため栽培の主流。富良野市内で最も作付面積が広い
はなもいわ やや遅咲き 7月中旬〜7月下旬 7月下旬 ファーム富田の倖の畑・トラディショナルラベンダー畑・森の彩りの畑
美郷雪華(みさとせっか) 中咲き 7月中旬〜下旬 なかふらのフラワーパークで栽培。中富良野町が見頃指数を公表
ラバンジン 遅咲き 7月中旬〜8月中旬 7月下旬〜8月上旬 ファーム富田で最も遅い品種。北星山ラベンダー園にも植栽

※開花時期はファーム富田・かみふらの十勝岳観光協会・中富良野町・ふらの観光協会が公表している例年値をもとにまとめたものです。その年の気候で前後します。

「見頃指数」の読み方を知っておくと予定を立てやすい

上富良野町(かみふらの十勝岳観光協会)と中富良野町は、シーズン中に開花の進み具合を数値で公表しています。上富良野町の基準はこうです。

  • 20%…茎や花穂がまだ綿毛に包まれている
  • 40%…穂全体が紫色に変わりはじめ、開花まであと少し
  • 60%…つぼみの先から数輪咲き始めた(ここから見頃)
  • 80%…花穂の半分ほどが咲き、紫が深くなる
  • 100%…満開。一面が紫のじゅうたんに
  • 0%…見頃終了。刈り取りへ

実際の推移を見ると、体感がつかめます。日の出公園の「おかむらさき」は2026年、6月30日に指数40%、7月7日に60%、7月14日に100%へ到達しました。指数60%から満開まで1週間ほどという進み方は、覚えておくと直前の旅程調整に役立ちます。

今年の開花状況を確認できる公式ページ

「ファーム富田 開花状況」で検索してこの記事にたどり着いた方は、ここが目的地です。リアルタイムの開花状況は、必ず一次情報で確認してください。富良野エリアでは次の4つが定期的に更新されています。

ファーム富田の見頃|同じ園内でも畑ごとにピークが違う

富良野・ファーム富田のラベンダー畑

ファーム富田は中富良野町にある、富良野ラベンダー観光の代名詞ともいえる花畑です。年中無休で、冬でも温室(グリーンハウス)でラベンダーの花を見ることができます。

見落とされがちなのが、園内が十数の花畑に分かれていて、それぞれ見ごろが違うという点です。公式サイトが畑ごとに開花時期と見ごろを公開しているので、狙う畑を決めてから日程を選ぶと失敗しません。

花畑 開花時期 見ごろ メモ
春の彩りの畑 5月中旬〜6月下旬 6月上旬〜中旬 ラベンダーの前に咲くポピー類。残雪の十勝岳連峰が背景に
トラディショナルラベンダー畑 6月下旬〜7月下旬 7月上旬〜中旬 日本で最も歴史のあるラベンダー畑。斜面一面が紫に
倖(さきわい)の畑 6月下旬〜8月上旬 7月上旬〜中旬 4品種が揃い、紫のグラデーションになる畑
森のラベンダー畑 6月下旬〜8月上旬 7月上旬〜中旬 右手に「おかむらさき」、左手に「濃紫早咲」を植え分け
彩りの畑 7月上旬〜下旬 7月中旬〜下旬 ラベンダー・カスミソウ・ポピーなど七色の帯。ファーム富田を代表する景観
森の彩りの畑 7月上旬〜下旬 7月中旬〜下旬 園内で唯一、ドライフラワー用に刈り取りを行う畑
山の彩りの畑 7月上旬〜下旬 7月中旬〜下旬 2017年開設。ポピー中心の花畑
遅咲きラバンジン畑 7月下旬〜8月中旬 7月下旬〜8月上旬 園内で最も遅咲き。8月訪問ならここ
花人(はなびと)の畑 4月中旬〜10月上旬 7月上旬〜9月下旬 春から秋まで途切れず咲く。ライブ映像の対象
秋の彩りの畑 6月上旬〜10月上旬 7月上旬〜9月下旬 霜が降りる頃まで四季咲きの花が続く

つまり7月上旬〜中旬はラベンダー主体の畑、7月中旬〜下旬は色とりどりの「彩りの畑」が主役という住み分けです。写真でよく見る虹のような花の帯(彩りの畑)を目当てに行くなら、ラベンダーのピークより少し遅めが正解になります。畑の配置は公式の花畑の紹介で確認できます。

ラベンダーイーストは開園期間が短い

ファーム富田から東へ約4km、上富良野町東中地区にある「ラベンダーイースト」は日本最大級のラベンダー畑ですが、開花シーズンのみの開園です。2026年の営業期間は6月20日〜7月20日でした。開花時期は6月下旬〜7月中旬、見ごろは7月上旬〜中旬とされています。本園と同じ感覚で7月下旬に行くと閉まっているので、訪問前に公式ページで当年の期間を確認してください。

行く前に知っておきたいルールと駐車場

ファーム富田は公式に来園ルールを掲げています。トラブルを避けるため、事前に目を通しておくと安心です。

  • 通路以外、花畑の中には立ち入らない(土の病原菌対策)。花や果樹の摘み取りも禁止
  • ドローンの飛行・撮影は禁止三脚類も園内全域で使用禁止
  • 商業目的の撮影は禁止。ウエディングドレス等での撮影も控えるよう案内あり
  • 園内への飲食物の持ち込み禁止ペット同伴不可全面禁煙
  • 営業時間外の入園は不可。駐車場での車中泊も禁止

駐車場については変更点があります。ファーム富田に隣接する中富良野町営の北15号駐車場が、2026年6月13日〜8月23日の期間限定で有料化されました。料金は普通車1回500円・バス1回2,000円で、支払いはキャッシュレスのみ(現金不可)です。詳細は中富良野町の告知にあります。

スポット別の見頃カレンダー|富良野・中富良野・上富良野

ラベンダー畑は富良野市・中富良野町・上富良野町に点在していて、標高や品種構成の違いから見ごろも少しずつ違います。

スポット エリア ラベンダーの見ごろ(例年) 特徴
ファーム富田 中富良野町 7月上旬〜下旬(畑により差) 年中無休。畑ごとにピークが10日以上ずれる
ファーム富田 ラベンダーイースト 上富良野町 東中 7月上旬〜中旬 日本最大級。開花シーズンのみ開園
北星山ラベンダー園 中富良野町 7月上旬〜下旬(ラバンジンは8月上旬まで) 山の中腹の斜面。頂上までリフトあり。冬はスキー場
なかふらのフラワーパーク 中富良野町 7月中旬〜下旬 「美郷雪華」を栽培。ラベンダーまつりの会場のひとつ
日の出公園ラベンダー園 上富良野町 7月上旬〜下旬 6月下旬〜8月上旬まで花が続く小高い丘。展望台から十勝岳連峰
フラワーランドかみふらの 上富良野町 7月 ラベンダーは「バイオレットメモリー」。トラクターバスあり
ふらのジャム園 富良野市 麓郷 7月下旬頃まで 市街地の畑より開花が遅め。丘の上に展望台
ふらのワインハウス ラベンダー園 富良野市 清水山 7月上旬〜中旬(早咲き) 富良野駅から最も近いラベンダースポット
ハイランドふらの 富良野市 島の下 7月上旬〜中旬(早咲き) 市内最大級の2.7haの畑。露天風呂から花畑を見渡せる

※富良野市内の畑は、ふらの観光協会が「早咲きは例年7月上旬頃から7月中旬が最盛期、おかむらさきは7月中旬頃が最盛期」としています。8月に入ると株の保存のために刈り取りを始める畑があります。

北星山町営ラベンダー園の丘一面のラベンダー

北星山ラベンダー園は、ファーム富田から近いのに混雑度が段違いのスポットです。リフトで斜面を登ると、ラベンダーの向こうに中富良野の田園風景が広がります。ラバンジンも植栽されていて、2025年は8月6日時点でも町の見頃指数が「10」(満開)でした。8月上旬に富良野へ行くなら、ここが有力な選択肢になります。

フラワーランドかみふらののカラフルな花畑と十勝岳

フラワーランドかみふらのは十勝岳連峰を背にした広大な花畑で、トラクターバスで園内を巡れるのが特徴。ラベンダー以外の花の期間が長いため、7月を外しても風景として楽しめます。開花状況は公式の開花情報ページで月別に確認できます。

このほか上富良野町には、国道237号沿いのかんのファーム、オーナー制の深山峠ラベンダーオーナー園、道道291号沿いに約7kmにわたってラベンダーが植栽された十勝岳ラベンダーロードがあります。

見頃を外しても大丈夫|8月以降の富良野の見どころ

ラベンダーの見ごろは実質3週間ほどしかありません。そこを外した場合でも、富良野は十分に楽しめます。

富良野の秋・十勝岳連峰と紅葉の絶景
  • 8月上旬まで…ファーム富田の遅咲きラバンジン畑(見ごろ7月下旬〜8月上旬)、北星山ラベンダー園のラバンジン
  • 8月〜9月下旬…ファーム富田の「花人の畑」「秋の彩りの畑」は見ごろが9月下旬まで続きます。霜が降りる頃まで四季咲きの花が咲き、雪をかぶった十勝岳連峰と花の組み合わせが見られるのはむしろこの時期
  • 8月上旬…なかふらのラベンダーまつり&花火大会(2026年は8月1日に第43回を開催)
  • 冬でも…ファーム富田のグリーンハウス(温室)では、露地が開花前でもラベンダーの花を見ることができます
富良野・ニングルテラスの森の中の木製小屋

花以外なら、新富良野プリンスホテルの敷地内にある森のクラフト工房村ニングルテラス、ドラマ「北の国から」の舞台となった麓郷エリア、日本農村百景にも選ばれた麓郷展望台など、季節を問わず訪ねられるスポットが揃っています。

富良野名物オムカレー

食べ物の楽しみも通年です。富良野オムカレー、富良野チーズ工房、夏の富良野メロン、ふらのワイン。ラベンダーが終わってから訪れても「何もない」ということにはなりません。

見頃に合わせて行くためのアクセスと計画

ラベンダー畑は上富良野〜中富良野〜富良野に点在し、見ごろの短い期間に複数を回るなら移動手段が要になります。

ファーム富田までの所要時間は公式サイトによると、旭川空港から国道237号経由で約45分、札幌市内から道央自動車道・三笠IC経由で約2時間30分、新千歳空港から道東自動車道・占冠IC経由で約2時間30分です。旭川空港が圧倒的に近いことが分かります。

シーズン中は駐車場が混み合い、前述のとおり町営駐車場は有料化されました。複数の花畑を効率よく回るなら、やはり車を押さえておくのが現実的です。
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鉄道(ノロッコ号)

JR富良野線には臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が走り、ファーム富田の最寄りに臨時駅「ラベンダー畑駅」が開設されます。駅から園まで徒歩7〜8分。この駅にはノロッコ号しか停まりません。2026年の運転日は6月6日・7日、6月13日〜8月11日、8月15日〜9月13日の土日、9月19日〜23日でした。指定席券はJRのみどりの窓口で購入します(ファーム富田では取り扱っていません)。

通常のJRを使う場合は富良野線「中富良野駅」から徒歩約25分です。

バス

ふらのバス「快速ラベンダー号」が旭川駅前〜中富良野を約1時間25分、旭川空港〜中富良野を約48分、富良野駅前〜中富良野を約12分で結んでいます。最寄りの「中富良野」バス停からファーム富田までは徒歩約25分です。

来年のラベンダーシーズンを狙うなら

見ごろが7月の3週間に集中する以上、宿と航空券の争奪戦になります。この時期の北海道は年間でも料金が高い部類に入るため、費用を抑えたいなら早めの逆算が効きます。

ラベンダーと美瑛の青い池をまとめて回る具体的な行程は、富良野・美瑛モデルコース(日帰り&1泊2日)で組んであります。

よくある質問(FAQ)

Q. 富良野のラベンダーは何月が一番きれいですか?

A. 例年7月中旬です。富良野市内で最も作付面積が広い「おかむらさき」の最盛期がこの時期にあたります。早咲きの「濃紫早咲」「こいむらさき」を狙うなら7月上旬、遅咲きの「ラバンジン」なら7月下旬〜8月上旬です。ただしその年の気温と雨で前後するため、直前に公式の開花情報を確認してください。

Q. 今年の開花状況はどこで分かりますか?

A. ファーム富田の公式サイト(トップページのライブ映像と「ファーム日誌」)、かみふらの十勝岳観光協会の「ラベンダー見頃情報」(日の出公園を開花指数%で公表)、中富良野町の観光情報(北星山ラベンダー園・なかふらのフラワーパークの見頃指数)、ふらの観光協会の「ラベンダー開花情報」の4つが定期更新されています。本記事は例年の傾向をまとめたものなので、当日の咲き具合はこれらで確認してください。

Q. 8月に行ってもラベンダーは見られますか?

A. 品種を選べば可能性があります。遅咲きの「ラバンジン」は見ごろが7月下旬〜8月上旬で、ファーム富田の遅咲きラバンジン畑や北星山ラベンダー園に植栽されています。一方、主力品種は8月に入ると株の保存のため刈り取りが始まります。参考までに2026年は、日の出公園の観測株が8月3日の更新で開花指数0%・刈り取り開始と発表されました。8月中旬以降はラベンダー以外の花畑に切り替えて計画するのが確実です。

Q. ファーム富田はどの畑を見ればいいですか?

A. 訪問時期で変わります。7月上旬〜中旬なら紫一色の「トラディショナルラベンダー畑」「倖の畑」、7月中旬〜下旬なら虹のような花の帯で知られる「彩りの畑」、7月下旬〜8月上旬なら「遅咲きラバンジン畑」です。同じ園内でも見ごろが10日以上ずれるので、狙う畑を決めてから日程を選ぶと失敗しません。

Q. 車がなくてもファーム富田に行けますか?

A. 行けます。シーズン中はJR富良野線の臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が臨時駅「ラベンダー畑駅」に停車し、園まで徒歩7〜8分です。通常のJRなら中富良野駅から徒歩約25分、ふらのバス「快速ラベンダー号」でも中富良野バス停から徒歩約25分で着きます。ただし上富良野や富良野市内の花畑まで足を延ばすなら、本数の制約から車のほうが現実的です。

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