北海道・余市町は、国内有数の果樹地帯として知られ、なかでもぶどう狩りは8月下旬から10月中旬にかけて観光客で賑わう秋の風物詩です。ワインの街として名高い余市ですが、生食用のナイアガラ・キャンベルから、近年人気のシャインマスカットまで、多彩な品種をその場でもぎ取って味わえるのが魅力。
この記事では、「いつ・どの農園で・どうやって予約するか」を知りたい方に向けて、2026年の最新営業情報・品種別カレンダー・予約OKの農園リスト・アクセスの全てをまとめました。余市フルーツ狩り全体の総合情報は 【余市フルーツ狩り】旬の果物を満喫!時期別おすすめと楽しみ方 で、余市観光の全体像は 【2026年版】余市観光完全ガイド でそれぞれご覧いただけます。
この記事はこんな人向け
– 8〜10月に余市でぶどう狩りをしたい個人・家族旅行者
– 予約が必要な農園とふらっと行ける農園を知りたい人
– ナイアガラ・キャンベル・シャインマスカットなど品種で選びたい人
– ニッカウヰスキー余市蒸溜所とセットで1日プランを組みたい人
余市でぶどう狩りができる時期は?

余市のぶどう狩りの基本シーズンは8月下旬〜10月中旬。品種や気候により前後するため、訪問前には必ず各農園の公式情報を確認してください。
基本シーズン(8月下旬〜10月中旬)
余市町および隣接する仁木町一帯は、日本海側の温暖な気候と豊富な日照時間を活かした果樹栽培が盛んな地域です。ぶどうは早生品種(ポートランド系など)が8月下旬に始まり、主力のナイアガラ・キャンベル・スチューベンが9月に最盛期を迎え、晩生のシャインマスカットやBKシードレスが10月上旬まで続きます。
品種別カレンダー
下表は余市・仁木エリアで一般的に見られるぶどう品種の目安です。年の天候によって前後するため、実際の収穫時期は各農園へ直接ご確認ください。
| 品種 | 8月下旬 | 9月上旬 | 9月中旬 | 9月下旬 | 10月上旬 | 10月中旬 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ポートランド(酸味少なく激甘な白ぶどう・種あり) | ● | ● | ○ | |||
| ナイアガラ(芳香白ぶどう) | ● | ● | ● | ○ | ||
| キャンベル・アーリー(黒ぶどう) | ● | ● | ● | ○ | ||
| スチューベン(甘みの強い黒) | ○ | ● | ● | ○ | ||
| ポートランド/ハニーシードレス等 | ○ | ● | ● | ○ | ||
| シャインマスカット | ○ | ● | ● | |||
| BKシードレス(種なし大粒) | ○ | ● | ● | ○ |
(●=最盛期/○=時期の端)
最適な訪問タイミング(初旬 vs 終盤)
- 9月前半:ナイアガラ・キャンベルの香りがピーク。品種数も多く「食べ比べ派」におすすめ
- 9月後半〜10月上旬:スチューベンの濃厚な甘みとシャインマスカットが重なる黄金週間
- 10月中旬〜下旬:終盤のぶどう+りんご・プルーン狩りの組み合わせがベスト。ただし気温は一気に下がるため防寒必須
余市のぶどう狩り農園おすすめ3選

ここでは2025年時点で公式サイトに営業情報が掲載されている農園を中心に、余市駅周辺で予約可否・料金体系が明確な3園を紹介します。仁木町側(大野園・村田果樹園など)にも多数の農園がありますが、本記事は「余市町内」を中心に扱います。
⚠️ 農園情報は変更される場合があります。訪問前に必ず各公式サイト・電話で営業日と料金を確認してください。
1. ニトリ観光果樹園(旧・山本観光果樹園)

余市を代表する老舗の観光果樹園で、時間無制限の食べ放題と2kg持ち帰り付きの秋まるごとコースが選べるのが特徴。ぶどうだけでなく、りんご・なし・プラム・プルーンなども同時期に楽しめるため、「少しずつ食べ比べたい」ファミリーに向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 北海道余市郡余市町登町1102-5 |
| 電話 | 0135-23-6251 |
| 営業期間 | 6月中旬〜11月上旬(季節商品で変動) |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(最終入園16:00) |
| ぶどう狩り料金(食べ放題) | 大人(中学生以上)2,000円 / 小学生1,500円 / 幼児(3〜5歳)700円 |
| 秋のコース(9月〜11月上旬) | 食べ放題(秋まるごとコース)+ 持ち帰り量り売り(100g/100円)。※コース料金・もぎ取り内容は訪問前に公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。 |
| 予約 | 個人客(〜14名)は予約不要・当日直接来園可。15名以上の団体は事前予約が必要(公式サイト明記)。 |
| 公式サイト | https://www.fruits-nitori.jp/ |
予約はじゃらん遊び体験から(予約リンクが収益化導線の想定位置)
2. 中井観光農園

余市町登町エリアにある農園で、時間無制限の食べ放題プランを採用。料金が明瞭で、小さな子ども(3〜5歳)まで区分があるため家族連れに使いやすい農園です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 北海道余市郡余市町登町1383 |
| 電話 | 0135-22-2565 |
| 農園全体の営業時間 | 9:00〜16:30 |
| 定休日 | 毎週木曜日(祝日の場合は営業) |
| ぶどう狩り期間 | 9月上旬〜10月中旬 |
| 料金(時間無制限・食べ放題) | 大人1,500円 / 小学生1,000円 / 未就学児(3〜5歳)500円(税込) |
| 持ち帰り | 別料金(量り売り) |
| 予約 | |
| 公式サイト | https://www.nakaikanko.com/ |
他フルーツの収穫時期(同農園)
– さくらんぼ:6月下旬〜7月下旬
– プラム:9月上旬〜下旬
– 梨:9月上旬〜下旬
– ネクタリン:9月上旬〜中旬
– プルーン:9月中旬〜10月中旬
– りんご:9月中旬〜10月下旬
3. 斉藤観光農園

余市観光協会公式サイトに掲載されている農園で、9月中旬から営業(土曜・日曜・祝日のみ)が案内されています。平日は営業していませんのでご注意ください。規模はコンパクトですが、他の大規模農園が混雑する週末に「落ち着いて狩りたい」層に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 北海道余市郡余市町黒川町893番地 |
| 電話 | 0135-22-3626 |
| 営業期間 | 9月中旬〜10月中旬(なくなり次第終了) ※土日祝のみ営業 |
| 営業時間 | 9:30〜16:00 |
| 料金 | 中学生以上770円 / 小学生660円 / 3〜6歳440円(要電話確認) |
| 予約 | |
| 主要品種 | |
| 参考 | 余市観光協会公式サイト |
余市町観光協会の一覧には、このほか登町・黒川町エリアに複数の果樹園が掲載されています。体験メニュー・直売のみの農園も混在するため、必ず訪問前に電話で「今日ぶどう狩りができるか」を確認してください。
農園選びのポイント

どの農園を選ぶかは、「料金体系」「品種の豊富さ」「アクセス手段」で変わります。3園の特徴を比較表で整理しました。
農園比較表(料金・予約・品種・アクセス)
| 農園名 | 料金体系 | 大人料金 | 予約 | 主要品種 | 余市駅からのアクセス目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニトリ観光果樹園 | 食べ放題(時間無制限)+ 秋は量り売り持ち帰り(100g/100円) | 2,000円(食べ放題) | 予約不要(個人客)・当日来園OK。団体15名以上は要予約 | ぶどう・りんご・なし・プラム・プルーン他 | |
| 中井観光農園 | 食べ放題(時間無制限) | 1,500円 | ぶどう(品種要確認)・さくらんぼ・プラム・梨・プルーン・りんご | ||
| 斉藤観光農園 |
食べ放題 vs 量り売り
- 食べ放題派:時間無制限で多品種を食べ比べたいなら中井観光農園・ニトリ観光果樹園
- 量り売り・持ち帰り派:お土産中心なら、ニトリの「秋まるごと2kg付きコース」か、各農園の量り売り(容器・袋代は別の場合あり)
品種の豊富さ
ナイアガラ・キャンベルだけなら多くの農園で可能ですが、シャインマスカットやBKシードレス等の大粒・種なし品種を狙うなら、事前に「今週入っているか」を電話確認するのが確実です。
予約が必要な農園
- ニトリ観光果樹園:個人客は事前予約不要。当日直接来園可能。(15名以上の団体のみ事前予約が必要)週末・繁忙期は早めの来園を推奨。
- 中井観光農園・斉藤観光農園:個人の予約要否は公式ページに明記がないため、訪問前に電話確認が必須
子連れ向けの設備
- 3〜5歳の未就学児料金が設定されている中井観光農園は会計がシンプル
- ニトリ観光果樹園は駐車場が広く、ベビーカー移動も比較的しやすい
余市ぶどう狩りのアクセス

余市のぶどう狩りは、JR余市駅を起点にタクシー・レンタカーで回るのが基本です。札幌から直行するなら高速バスも選択肢になります。
余市駅からのルート
観光果樹園の多くは余市駅の南側〜西側「登町」「黒川町」エリアに集中しています。
- 登町エリア(ニトリ観光果樹園・中井観光農園など):余市駅からタクシーで数分程度、徒歩だと距離があるため夏場はタクシー推奨
- 黒川町エリア(斉藤観光農園など):余市駅から比較的近く、一部徒歩圏
札幌・小樽からの所要時間
- JR札幌駅 → JR余市駅:函館本線の快速「エアポート」と小樽乗り換えの普通列車(倶知安方面行)を利用。片道運賃は1,380円(きっぷ)。所要時間は列車の接続によって異なり、最速約1時間15〜20分、乗り継ぎが悪い場合は2時間前後かかることもあります。訪問前に各乗換案内サービスでご確認ください。
- JR小樽駅 → JR余市駅:函館本線の普通列車で約25〜30分
- 札幌駅前バスターミナル → 余市:北海道中央バス「高速よいち号」
⚠️ 函館本線の小樽〜余市〜長万部間(通称「山線」)は、北海道新幹線の札幌延伸に伴いバス転換による廃止がすでに決定しており、2027年3月末の廃止が有力視されています。2026年時点では移行準備が進行中のため、訪問前にJR北海道公式サイトで最新の運行状況を必ずご確認ください。
レンタカー vs タクシー vs 徒歩
| 手段 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| レンタカー | 複数農園をハシゴ可。ニッカ蒸溜所・積丹方面にも足を伸ばせる | ぶどう狩り後の試食ワインはNG(運転手) | グループ・ファミリー |
| タクシー(余市駅) | 乗って数分、荷物ラクラク | 複数農園を回ると割高 | 1農園だけ訪問・飲む人 |
| 徒歩 | 駅前の黒川町エリアは徒歩可の農園も | 登町方面は距離あり、夏は熱中症注意 | 1農園+駅前観光 |
一緒に楽しむ他のフルーツ狩り

ぶどう狩りシーズンは他の果物もピークが重なります。時期をずらせばさくらんぼ、同時期ならプルーン・梨・りんごが狙えます。以下は中井観光農園など公式に時期を公表している農園の例です(気候で毎年前後します)。
| フルーツ | 目安時期(中井観光農園) | 備考 |
|---|---|---|
| さくらんぼ | 6月下旬〜7月下旬 | ぶどうより約2か月早い。別旅行で計画 |
| プラム | 9月上旬〜下旬 | ぶどう初期と重なる |
| 梨 | 9月上旬〜下旬 | ぶどうと同時狩り可能 |
| プルーン | 9月中旬〜10月中旬 | ぶどうとベスト組み合わせ |
| りんご | 9月中旬〜10月下旬 | ぶどう終盤〜冬入口まで続く |
さくらんぼ(6〜7月)
余市のさくらんぼは佐藤錦・紅秀峰を中心とした品種が主流です。ぶどう狩りとは時期がずれるため、年2回訪問派向け。
プラム・プルーン(8〜9月)
ぶどう狩りと同日セットで楽しめる代表格。糖度が高く、お土産としても優秀。
梨(9〜10月)
和梨(幸水・豊水系)が中心。
りんご(9月下旬〜11月)
シーズン最長で、ぶどうが終わっても11月上旬までりんご狩りが楽しめるのが余市の強み。秋旅行の最後の山場に最適です。
余市観光と組み合わせるモデルコース

ぶどう狩りだけで1日を過ごすのは時間を持て余すため、午前:ぶどう狩り / 午後:ニッカウヰスキー余市蒸溜所の組み合わせが定番ゴールデンコースです。
午前:ぶどう狩り(9:30〜11:30)
札幌を早朝に出発、JR余市駅着後タクシーで登町方面の農園へ。時間無制限プランでも90分あれば十分楽しめます。
昼食:余市駅周辺(11:30〜13:00)
余市駅周辺には海鮮丼やザンギなどのご当地グルメ店があります。【余市グルメ&お土産完全ガイド】 を参考にお店を選んでください。
午後:ニッカウヰスキー余市蒸溜所(13:00〜15:30)
ぶどう → ウイスキーと「余市の発酵食文化」を1日で堪能する王道プラン。蒸溜所は無料見学(予約制)なので、訪問前に予約が必須です。詳細は ニッカウヰスキー余市蒸溜所完全見学ガイド を参照。
夕方:札幌または小樽へ移動
余市発の普通列車で小樽へ約25分。小樽で夜景と海鮮ディナーを楽しむ1泊プランも人気です。
1日ツアーでまとめて予約するなら
札幌発・余市小樽1日ツアー(ぶどう狩り+ニッカ+小樽運河)タイプのプランなら、移動・予約の手間が一切不要です。
よくある質問(FAQ)

雨の日も開園している?
ぶどう狩りは屋外作業のため、大雨・雷雨時は中止となる農園が多いです。小雨なら開園するのが一般的ですが、訪問前に電話確認を。農園によってはハウス栽培区画がある場合もあります。
持ち帰りはできる?
多くの農園で量り売りによる持ち帰りが可能です。ニトリ観光果樹園の「秋まるごと2kg付きコース」のように最初から持ち帰り込みのプランがある農園も。食べ放題と持ち帰りは別料金が基本です。
1人でも参加できる?
はい、個人客の受け入れは一般的です。ただし料金は「大人1人」で同じなので、食べ切れる量かは要検討。量り売り中心の直売所もあります。
予約なしで飛び込みOK?
- 平日:多くの農園で飛び込み可能
- 土日・連休・9月下旬〜10月上旬のピーク:早めの来園を推奨。ニトリ観光果樹園は個人客の予約不要。当日直接来園できる
- 中井観光農園・斉藤観光農園は電話事前確認が安心
子連れでも大丈夫?
ほとんどの農園でファミリー層を受け入れています。未就学児料金の設定がある中井観光農園のように、家族で訪れる前提の料金体系の農園を選ぶと会計もスムーズです。
まとめ:2026年の余市ぶどう狩りおすすめプラン

2026年の余市ぶどう狩りは、9月中旬〜10月上旬のピーク期がベストタイミング。ナイアガラ・キャンベルの香りとシャインマスカットの甘みが重なる時期です。
- 初めての方:ニトリ観光果樹園の秋まるごとコースで食べ比べ+量り売り持ち帰り
- 家族連れ:中井観光農園の明瞭な年齢別料金と時間無制限食べ放題
- 落ち着いて狩りたい:斉藤観光農園など小規模農園(事前電話確認必須)
- 1日観光派:午前ぶどう狩り → 午後ニッカウヰスキー余市蒸溜所の黄金ルート
余市観光全体の計画は 余市観光モデルコース、グルメ・お土産は 余市グルメ&お土産完全ガイド を合わせてどうぞ。
宿泊するなら小樽または余市駅周辺が便利
早朝から農園に向かいたい方は、前泊すると余裕のあるスケジュールが組めます。


